Google TV搭載で大画面・高画質なレーザープロジェクター「Dangbei Atom」を試してみた
マイナビニュース / 2024年5月9日 11時0分
背面にはHDMIポート、USBポート(Type A、USB 2.0対応)、オーディオジャック(3.5mm)が備わっており、BDプレイヤーやゲーム機、USBメモリなども接続できる。また無線LAN(Wi-Fi 5)やBluetooth 5.0にも対応しており、Chromecastも搭載しているので、スマートフォンの画面を映せるほか、Bluetoothスピーカーとしても機能する。
本体内蔵の冷却ファンの動作音は、起動時などはどうしてもやや耳につくものの、それほど大きくはない。映画などを流し始めたら、ほとんど気にならない程度だ。
付属品は電源アダプターとリモートコントローラー。リモコンは単四電池2本(別売り)で駆動する。電源には付属のACアダプター(120W)を使用し、残念ながらバッテリー駆動はできない。もっとも、コンパクトで軽量なので、家の中をあちこち持ち運んで使うのは、かなり容易だ。
○明るいレーザーで見やすさは上々
光源はレーザー(APLD:Advanced Phosphor Laser Display)で、水銀ランプやLEDを光源にした機種と比べると高級機という位置付けになる。表示の明るさはISOルーメンで1,200ルーメンとなる。このISOルーメンというのは、国際標準化機構(ISO)が定めた国際規格で、投影面を9分割してそれぞれの中心部を測り、平均照度を算出したもの。実際に目で見た際の明るさに近い数字が出る。
ちなみに、以前プロジェクターの明るさ表記は単純に「ルーメン」表記の機材が多かった。これは光源の明るさの表示だったが、実際に投影すると光源の種類などから単純比較が難しかった。そこで生まれたのが「ANSIルーメン」「ISOルーメン」や「CVIAルーメン」といった表示規格だ。歴史的にはANSI→ISO→CVIAという順に新しくなる。元々ANSIがあり、ISOが引き継ぎ、CVIAはANSIに準拠しつつ、よりクリアする基準が厳格化されている、という感じだが、数字的にはいずれも概ね同等のものとして参考にできるだろう。
本機の投影サイズは最大で対角180インチに対応する。180インチともなると、スクリーンサイズだけで幅約3.8m、高さ約2.4mという巨大なものになる。ちなみにこれは八畳敷の部屋の壁一面分をやや上回るサイズになるので、ちょっと一般家庭で実現するのは難しいだろう。180インチで使用する場合は投影面まで約5.1m程度の距離が必要になるので、実際には講堂などで使用する感じだろうか。
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