こうなっていたのか! トランプの「髪型」とんでもない乱れ姿が話題...複雑すぎる「セットの謎」解明にも光
ニューズウィーク日本版 / 2023年11月16日 21時20分
<「まるで金属タワシ」「中に何か住んでる?」と、トランプの「乱れ髪」写真が多くの人々を混乱させた>
総合格闘技のイベント「UFC295」に出席したドナルド・トランプ前米大統領だが、その場で撮影された「髪型」が笑いのネタになっている。トランプといえば、その独特のヘアスタイルで知られ、どういう毛の流れになっているのかが議論されてきたが、今回撮影された驚くべき「乱れ髪」写真により、その謎もいくらかは解明されそうだ。
■【写真】「まるで金属タワシ」「中に何か住んでる?」と、人々を混乱させたトランプの「乱れ髪」写真
トランプは11月11日、米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンで開催されたUFCのイベントに出席。主催団体URCのデイナ・ホワイト代表と米FOXニュースの元看板司会者タッカー・カールソンと並んで、リングサイドに座っていた。息子のドナルド・トランプ・ジュニア、ミュージシャンのキッド・ロックも一緒だった。
その会場で誰かがケージ(金網で囲ったフェンス)横に立ち、満面の笑みを浮かべるトランプの姿を写真に収めたが、ある政治評論家はその髪型を見てコメントせずにはいられなかったようだ。
弁護士で元連邦検事のロン・フィリップコウスキーはX(旧ツイッター)への投稿で、「会場は風が強かったみたいだね」とジョークを飛ばした。これを見たほかの人々からも、投稿に返信する形でトランプを揶揄するコメントが相次いだ。
ある人物は「あの中に何か住んでいるのか?」と投稿。別の人物は「まるで金属タワシだ。怒りが爆発したのか」と書き込み、また別の人物は「これまで見た中で最も奇妙な髪型だけど、誰かがわざとやったの?」とコメントした。
トランプの髪型は常に注目の的
11日はトランプにとって散々な日だったと言えるだろう。会場にいた俳優兼映画プロデューサーのニア・レニー・ヒル(コメディアンのビル・バーの妻)から何度も中指を立てられるという事態も発生していたのだ。
トランプはこの日、フェザー級のディエゴ・ロペスとパット・サバティーニの試合が始まる直前に会場に入った。トランプが席につく際に、その後ろでヒルが彼に向かって中指を立てている様子が目撃されていた。
ちなみにトランプはこの日、イベントに出席する前にニューハンプシャー州クレアモントで政治集会を開き、2時間半にわたって演説を行っていた。
トランプの外見、とりわけ髪型については、以前から話題にのぼることが多かった。バニティ・フェア誌は彼のフサフサの髪を「柔毛で覆われた死んだロブスター」と称し、ニューヨーク・ポスト紙は「奇妙」と称した。
「複雑な櫛さばき」が必要な髪型?
ニューヨークを拠点に活動する美容外科医のゲアリー・リンコフはかつて、トランプが少なくとも5回は植毛手術を受けているはずだと主張。YouTubeに投稿した動画の中で、「彼は植毛手術を受けたのか。実際はもっとずっと複雑だ。彼の髪型は毛髪再生手術の進化を物語っている」と述べていた。
リンコフは2017年に撮影されたトランプの動画に言及し、「動画の中で髪がバサッと動いている様子を見ると、過去に頭の右側にフラップ法による毛髪移植も受けているのではないかと思う」と述べ、さらにこう続けた。「過去の例では、この手術は1~2カ月の間隔を空けて複数回行われていた。頭皮の前側または中央部分の髪の密度を上げるためだ」
彼はさらにこう述べた。「ドナルド・トランプの髪をあのように見せるために複雑な櫛さばきが必要なのには、こうした背景があるのかもしれない」
シャノン・パワー
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