モラハラ体質=危険運転ドライバーの可能性大! 同乗する妻を怖がらせて服従させようとする心理とは
OTONA SALONE / 2024年4月18日 21時1分
夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。幸せになれると確信し結婚しても、結婚後にモラハラだとわかり苦労している方が多くいます。離婚もできず夫のモラハラに悩む女性からの悩みについて、長年に渡りカウンセリングを続けてきた私なりの対策をお伝えしています。
モラハラ夫の数ある特徴の中でも、【モラハラ夫の運転は危険】とよく言われています。モラハラ夫が運転する車内で死ぬほどの怖い思いをしたと言う方も少なくありません。
今回はモラハラ夫の運転が怖すぎて、度々命の危険を感じているF子さんのお話の【後編】です。
▶この記事の【前編】を読む▶できることなら同乗したくない、でも一緒にいかないと怒り出すモラ夫。
モラハラ夫に注意をするとさらに危険運転は加速する
F子さんが車に乗りドアを閉めた途端にモラハラ夫は急発進をしました。F子さんの体は思い切り揺れ頭をぶつけました。その様子を見たモラハラ夫は「大丈夫?」という言葉を言わずに、「車が壊れるからやめてくれる?」とF子さんに言い放ったのです。
さすがに「あなたが急発進したからぶつかったのに、なんでそういうことを言うの」とF子さんは言いました。でも、モラハラ夫は謝ることなど一切せずに「運動神経悪いのはこういうところに出るよね。昔から体育の成績は悪いって言ってたよな。ダサ」とF子さんを横目で見て鼻で笑っていたそうです。
反論すると100倍になって、ある事無い事混ぜ合わせ言い返してくるモラハラ夫が面倒なので、いつもは何も言わないF子さん。
しかし、さすがに今回ばかりは怒りが沸点に達し、「人としてあなたはおかしい」と言ってしまったそうです。その途端「馬鹿のくせに何言ってんだ!」と怒鳴り、急にスピードを上げて他の車の前に割り込み、煽り運転や乱暴な運転でF子さんに恐怖を与えはじめたそうです。
モラハラ夫がキレた時の煽り運転や乱暴運転は、事故につながり他の車を事故に巻き込む可能性もあります。もし事故が起きたら大変なことになると思ったF子さんは「ごめんなさい」「私が悪かったです」「もう2度と口答えしません」とモラハラ夫に謝り続けました。
『私が謝ったので機嫌が良くなったのでしょう。やっと普通の運転になってくれました。私は悔しいし怖いし、生きた心地がしませんでした』
モラハラ夫は妻が反論をしてくると、自分の支配力が揺らぐので自分の支配力回復のために、さらに暴言や攻撃的な言動を増幅します。実は妻の反論に内心は動揺しているのです。その自分の不安を悟られないように暴言が加速し自身の内面の不安を悟られないようにしています。
モラハラ夫がハンドルを握っている時に反論することは、モラハラ夫の危険運転をさらに加速させることになるので、運転中はモラハラ夫を刺激しないようにするのが賢明です。F子さんが我慢の限界で反論をした気持ちはとてもわかります。でも、反論をする場合は、運転中でない時、密室ではない場所、そしてモラハラ夫の暴言に負けずに冷静に正論で攻めていく必要があります。ただこれは相当な覚悟とメンタルがないとできません。人を傷つける言葉と、話のすり替えが得意なモラハラ夫と話合いにはならないからです。
モラハラ夫は同じような特徴がありますが、危険運転もそのうちの一つです。
以前ニュース放映されていた、煽り運転の末煽った車を停止させ罵声を浴びせていた危険運転の方とその横に女性がいた映像を覚えている方はいらっしゃいますか。この男性は完全にモラハラ体質の人物だと言えます。車に同乗していた女性はその行為を止めることをせずに、一緒になって停止させた車に近付いて行っていました。このパートナーの女性は、モラハラ男性のやることは正しいと洗脳されていたので、危険運転をしていたその人が悪いことをしているとその時は感じなかったのだと思います。
危険運転をする夫を注意できない妻が悪いと一般の方は思うでしょうが、モラルハラスメントの場合、妻が夫を注意することによって更に精神的な暴力を受ける恐れがあるので、自己防衛のために注意ができません。また、長期間モラハラ夫の支配下にいたことで妻の自尊心や自己価値感が低下し、自分の意見や感情を主張することが難しい場合があるからです。
モラハラは密室で行われますが、危険運転の場合は側からもわかります。あなたの知人にモラハラ夫から抜け出せずにいる方がいる場合「あなたはモラハラ被害者だ」と告げ話を聞くことから始めてください。
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