1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 欧米

プーチン氏、アルメニアに対ロシア関係維持要求か モスクワでパシニャン首相と首脳会談

産経ニュース / 2024年5月9日 9時9分

ロシアのプーチン大統領は8日、首都モスクワで南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアのパシニャン首相と会談した。会談の詳細な内容は公表されていないが、アルメニアが「ロシア離れ」と欧米接近の動きを強めていることを背景に、プーチン氏はパシニャン氏にロシアとの関係維持を求めた公算が大きい。

会談は、モスクワで同日開かれたロシアやアルメニアなど旧ソ連構成5カ国でつくる「ユーラシア経済連合」(EAEU)の首脳会議に合わせて行われた。

プーチン氏は会談の冒頭で、ロシアとアルメニアの貿易額が増加していると指摘。一方で「貿易とは別の問題もある。公の場で詳しく話すつもりはないが、地域の安全保障にかかわる問題だ」とし、両国間に見解相違があることを認めた。

パシニャン氏も「両国関係や地域の安全保障に関する重要な問題について話し合いたい」と応じた。

アルメニアはEAEUに加え、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)にも加盟している。しかし、パシニャン氏は近年、係争地ナゴルノカラバフを巡る隣国アゼルバイジャンとの紛争で軍事支援の義務を果たさなかったとして、CSTOとロシアへの不満を公然と表明。CSTOからアルメニアが離脱する可能性を示唆する一方、欧米諸国との関係強化を進めている。

ロシアはアルメニアの対露非難は不当だと反発。アルメニアと欧米の接近にも不快感を示してきた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください