広島・新井監督 追加点阻んだ「名手」菊池の超絶守備に驚嘆「スゴいとしかいいようがないプレー」
スポニチアネックス / 2024年5月8日 23時6分
◇セ・リーグ 広島3ー1阪神(2024年5月8日 甲子園)
広島は8日の阪神戦に3―1で競り勝ち、2連勝で9日ぶりに勝率5割に戻した。大瀬良大地投手(32)が7回1失点に抑えて開幕から5度目の先発で今季初勝利を挙げ、通算3度目だった昨年10月の右肘手術を乗り越えて通算1000奪三振も達成した。同点の8回に2試合連続4番の小園海斗内野手(23)が決勝打を放ち、左膝負傷の出遅れた昇格した末包昇大外野手(27)も適時打を含む2安打で貢献した。新井貴浩監督(47)は次のように振り返った。
――大瀬良に白星を…という思いで打線が8回に勝ち越した。
「ねえ、そういう野手全員の気持ちが入った攻撃だったと思いますね、うん」
――小園も末包もよく打った。
「よく打ったと思いますね。何と言っても今日は(大瀬良)大地のピッチングですね。本当に素晴らしいピッチングだったと思うし、自分が見ていて今年まだ登板はそんなに多くないけど、今年一番いいピッチングだったと思いますよ。あとアツ(会沢)もね。前回対戦した時とガラッと配球を変えて、アツも素晴らしいリードだったと思います」
――大瀬良の投球内容を踏まえて7回2死三塁では代打を送らなかったのか。
「れは1アウト三塁とか、そういうビッグチャンスの状況だったら代打を出していました。2アウト三塁になったんだけど、あそこはビッグチャンス以外は大地で行くと決めていた。相手も次、森下選手から始まって下位打線に行くというのもあったし、うちも大地で(攻撃が)終わっても、次の回は先頭のアキ(秋山)からというのもあった。あと大地の今日のピッチングというのを見て判断しました」
――勝ちを付けてあげたい思いもあった?
「もちろん。当然ね、それはありました。自分もあったし、野手もそう思っていたと思いますよ。素晴らしいピッチングでした」
――3回に同点を許した直後は菊池が併殺を取った。
「スゴいね!本当に。あの体勢であの速さで、あの強さで、あのボールを投げる。これはキクにしか絶対できないプレーですよね。自分の中では日本一のセカンドと思っている。スゴいとしかいいようがないプレー」
――中村健、末包ら起用した若手も活躍。
「マティ(二俣)もよく粘ってね。スゴくいいもの見せてくれたし、ケント(中村健)のナイスHRだったし、スエ(末包)もマルチ、いいところで打ってくれて。若い選手もみんないいものを見せてくれて、いい一日だったですね」
――勝率5割に復帰。
「まだまだそこは、あまり意識していない。一試合一試合ですね」
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