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米国出身28歳・伴真太郎3差好発進 日本語の取材には「怖いよ」苦笑い

スポニチアネックス / 2024年5月9日 18時50分

 ◇男子ゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ第1日(2024年5月9日 群馬県 ザ・クラブビレッジ=7172ヤード、パー72)

 カリフォルニア州サンノゼ生まれの伴真太郎(28=米国)が8バーディー、4ボギーの12点で首位と3点差の9位と好発進した。

 今大会はパー0、バーディー2、イーグル5、アルバトロス8、ボギーはマイナス1、ダブルボギー以上はマイナス3とカウントして総得点を競うステーブルフォード方式で行われる。攻撃的なゴルフへの見返りが大きいルールを生かして8バーディーを量産。ボギーも多かったが、ポイントを重ねた。

 「バーディー、ボギーならイーブンでもポイントがある。全部、パーならポイントにはならない。今日はパッティングが良かった」。15番で10メートルを沈めるなどグリーン上で安定。フェアウェーをキープすれば、積極的にバーディーを奪いにいく姿勢が功を奏した。

 日本人の父と台湾出身の母を持つ米国育ちの28歳。PGAツアーカナダなどでプレーも結果が出ず、22年に日本ツアーの予選会で4位に入り昨年から参戦。今は滋賀県の親戚の元で生活する。この日は通訳を介さずに取材対応。「日本語は怖いよ」と苦笑いしながら、時折、英語を交え、一生懸命、質問に答えた。昨年の「7月まで日本語は話せなくて、ずっと英語と中国語だけだった」というが、「今は中国語は忘れた」と冗談も言うほど。ワンピースや鬼滅の刃(やいば)などアニメで言葉を覚えている。

 ツアー最高成績は6位。今季は17位だった開幕戦に続く2戦目だが、日本に慣れてきた伴は台風の目となるか。2日目に向け、「今日と同じ。ピンを狙って近いところに寄せたい。ディフェンスはいらない」と攻めのゴルフを貫く姿勢を見せた。

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