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超満員!夢のオールスター戦で藤波辰爾とタイガー戸口が不穏なやりとり マサ斎藤が「やめろ!」と制止

東スポWEB / 2024年5月12日 10時29分

戸口にトリプルドロップキックを決める鶴田、藤波、マスカラス(右から=1979年8月26日、日本武道館)

【プロレス蔵出し写真館】5月6日、日本武道館で日本プロレスリング連盟の「ALL TOGETHER~UJPW発足記念大会~」が行われた。今大会は加盟を表明している9団体から新日本、ノア、DDT、大日本、ドラゴンゲート、スターダムの6団体が参加した。

プロレスオールスター戦「ALL TOGETHER」は昨年に続いて今回が4度目の開催とのこと。

オールドファンにとってオールスター戦といえば、決して交わることがないと思われていた新日本プロレスと全日本プロレス、そして国際プロレスの3団体が一堂に会した東京スポーツ創立20周年記念イベントとして企画された「8・26夢のオールスター戦」が思い浮かぶ。

今から44年前の1979年(昭和54年)8月26日、日本武道館は始まって以来の超満員1万6500人の観衆で埋め尽くされた。当日売りのチケットを求めて会場に一番乗りしたのは、なんと前日の25日午前8時30分に並んだ2人の高校生。その後、行列は伸びて徹夜組は約40人。午前9時過ぎには約2キロの大行列となり、11時から予定されていた当日売りの発売を30分繰り上げる措置が取られた。

ジャイアント馬場とアントニオ猪木が約8年ぶりとなるBIコンビを復活させ、タイガー・ジェット・シン&アブドーラ・ザ・ブッチャー組から勝利を挙げた。猪木は「馬場さん、今度は一騎打ちだ。オレの挑戦を受けてくれ」と絶叫。馬場も「よし、やろう」と、その場の雰囲気に合わせるかのように応じたが、〝だまし討ち〟のような猪木のマイクアピールに不信感を募らせた。

2度目のオールスター戦が企画されたが、実現には至らなかった。

さて、この日メインに次ぐ歓声を集めたのはセミファイナルのラッシャー木村 vs ストロング小林ではなく、この試合の前の第7試合。ジャンボ鶴田&藤波辰巳(現・辰爾)&ミル・マスカラスの〝飛行トリオ〟がマサ斎藤&高千穂明久(後のザ・グレート・カブキ)&タイガー戸口(キム・ドク)組と対戦した6人タッグマッチだった。

試合はマスカラスが斎藤をフォールして勝利を収めたが、パンフレットの試合カードでは45分3本勝負となっており、観客の混乱を生んだと、ファンが振り返っていた。

さらに、40年以上たってこの試合について語ったのは戸口だった。

「藤波のヒザがオレの急所に当たった。それでオレは頭にきた。『やんのか』って言ったらあいつも構えたけど、斎藤さんが『戸口やめろ!』って大きな声で制した」と明かし、斎藤が止めなければ、試合がどうなっていたかわからないとも語っていた。

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