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プライド高すぎ婚活男性が知らない「自分の価値」 5つの事例で考える「成婚できない彼ら」の問題

東洋経済オンライン / 2024年5月9日 12時30分

たつや(53歳、仮名)は、婚活歴3年。年収4500万円の自営業者だ。筆者の相談所での活動は1年になるのだが、サイトに登録するときに「写真は非公開にしてほしい」と言った。

「もしクライアントさんが登録をしていたら、仕事柄、顔がわかるのはまずい」というのが、非公開にする理由だった。

筆者は言った。

「仮にクライアントさんが見つけたとしたら、逆に親近感を覚えて、お申し込みをしてくださるのではないですか?」

しかし「知り合いに知られるのはまずい」と、かたくなに写真公開を拒んだ。

写真非公開を望むのは、自意識過剰なタイプが多い。自分はほかの婚活者とは並列ではいたくないという思いもある。

ただ、経歴は素晴らしく年収がいいと、写真非公開でも女性からの申し込みはかかる。子どもがほしいたつやは、40~50代の女性からの申し込みには見向きもせず、30代女性から申し込みがかかると、お見合いを受諾していた。

一方で、自分からは申し込みをかけようとはしなかった。申し込みをスルーされたり“辞退”で返されたりするのは、彼のプライドが許さなかったのだろう。

30代の女性とはお見合いを繰り返していたのだが、結婚まではたどり着けずにいた。

「なかなかいい女性がいませんねぇ」とたつやは言うのだが、写真非公開の50代男性に申し込みをしてくる30代女性は、高年収にひかれているのだ。お金目当ての若い女性とお付き合いに入っても、よい関係が築けるはずがない。

口を開けば自慢話

さとる(48歳、仮名)は大学卒業後、大手企業に就職をしたが、30歳を過ぎて独立し起業した。ゼロからのスタートだったが、着実に実績を積み重ねていって、現在の年収は1800万円ある。

仕事柄、初対面の人とも物おじせずに話し、会話の話題を振ったり、会話をリードしていったりするのは得意だったので、お見合いから、交際に入る確率は高かった。しかし、そこから2~3度デートをすると、女性からお断りがきた。

お断りの理由は、こんなものが多かった。

「とてもご立派な仕事をしているようですが、口を開けば、『自分は普通のサラリーマンよりも稼いでいる』『仕事ができる』と自慢話をなさるようです」

「破天荒な生き方をされてきたようで、若い頃はいかにヤンチャしてきたかを語られることに、好感が持てなかったようです」

デキる男アピールや、若い頃のヤンチャ自慢は、聞いているほうがイタい気持ちになる。

さよ(38歳、仮名)が、お付き合いをしていたあきら(41歳、仮名)に交際終了を出してきた。その理由がこうだった。

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