中国国際金融、引受業務世界2位に浮上 アントIPOが押し上げ
ロイター / 2020年11月3日 15時34分
調査会社ディアロジックによると、中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループの新規株式公開(IPO)に伴い、投資銀行の引き受けランキングで、中国国際金融(CICC)が世界2位に浮上した。写真はアントのロゴ。中国・浙江省にある同社の本社で10月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[香港 2日 ロイター] - 調査会社ディアロジックによると、中国電子商取引大手アリババ・グループ
CICCはアントの案件を担当する以前は今年のランキングで世界5位だった。世界トップはクレディ・スイス
CICCは上海市場への重複上場で20億ドルを調達したばかり。
アントの上海および香港市場への同時重複上場では、CICCはスポンサーを務めている。アントは上海市場でのグリーンシューオプション行使分を含めこれまでに最大370億ドルを調達。同社のIPOは世界最大規模になるとみられている。
ディアロジックのデータによると、引き受けランキングの3位は米ゴールドマン・サックス
アントのIPOは香港での投資銀行のランキングにも影響を与えた。
CICCは首位を維持し、市場シェアを9%から11%に拡大したが、欧米の銀行でトップ10に残ったのはアントのスポンサーを務めたシティグループ(8位)とモルガン・スタンレー(9位)の2行のみで、上位10行の残りは中国の金融機関だった。
アントは香港市場でのIPOの引受業務を担う24行に対し、売り出し株数の15%を対象とするグリーンシューオプションが行使された場合、最大1億9800万ドルの手数料を支払う。
手数料はIPOの調達額の1%相当で、香港での大方の案件と比べると低い。
この記事に関連するニュース
-
モルガンS、アジア投資銀行部門で少なくとも50人削減へ=関係筋
ロイター / 2024年4月17日 13時32分
-
米投資銀行事業に明るい兆し、経営幹部の慎重姿勢は変わらず
ロイター / 2024年4月17日 9時50分
-
モルガンS、第1四半期利益が予想上回る 投資銀行業務が回復
ロイター / 2024年4月17日 0時37分
-
米レディット株、金融大手が投資判断開始 利用者増加を疑問視
ロイター / 2024年4月16日 12時13分
-
アングル:米大手行第1四半期は軒並み減益か、純金利収入の動きに注目
ロイター / 2024年4月11日 13時12分
ランキング
-
1円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
2過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
3日銀がこれほどまで円安を「無視」する3つの理由 「為替は管轄外」では、結局うまくいかない?
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 8時30分
-
4いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
5黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください