極右「プラウド・ボーイズ」リーダーに禁錮18年、米議会襲撃で

米連邦地裁は１日、２０２１年の連邦議会議事堂襲撃事件を巡り、極右団体「プラウド・ボーイズ」のリーダーに禁錮１８年、メンバーに禁錮１０年の刑を言い渡した。写真は、2022年10月24日に米ペンシルベニア州で行われたプライド・ボーイズの活動に抗議する集会での参加者。（2023年　ロイター／Leah Millis）

Makini Brice　Sarah N. Lynch

[ワシントン １日 ロイター] - 米連邦地裁は１日、２０２１年の連邦議会議事堂襲撃事件を巡り、極右団体「プラウド・ボーイズ」のリーダーに禁錮１８年、メンバーに禁錮１０年の刑を言い渡した。

扇動共謀罪で有罪となったリーダーのイーサン・ノーディーン被告への禁錮１８年は求刑の２７年に届かず、極右団体「オース・キーパーズ」創設者スチュワート・ローズに対する量刑と同じだった。

ノーディーン被告は判事に対し、襲撃は「完全な悲劇」だとし、自分はリーダーになるため、そして人々をトラブルから守るために議事堂に向かったと述べた。

また、メンバーのドミニク・ペゾーラ被告は議会襲撃で指導的役割は果たさなかったが、公務執行妨害と警察への暴行を含む重罪で禁錮１０年の有罪判決を言い渡され、法廷を去る際に「トランプ氏が勝った！」と叫んだ。検察は禁錮２０年を求刑していた。

２１年１月６日のトランプ前大統領支持者による議事堂襲撃に関連した容疑で逮捕されたのは１１００人以上。そのうち６３０人以上が有罪を認め、少なくとも１１０人が有罪判決を受けた。