ECB、利下げ論拠の強化確信 物価目標達成しつつある=議事要旨
ロイター / 2024年4月4日 23時32分
欧州中央銀行(ECB)が4日公表した3月6─7日の理事会の議事要旨で、インフレ率が目標とする2%に戻りつつあるとの認識を示し、利下げを実施する論拠が強まっているとの確信を強めていることが分かった。写真はラガルド総裁。2023年7月撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が4日公表した3月6─7日の理事会の議事要旨で、インフレ率が目標とする2%に戻りつつあるとの認識を示し、利下げを実施する論拠が強まっているとの確信を強めていることが分かった。
ECBは同理事会で政策金利の据え置きを決定すると同時に、インフレ見通しを下方修正。6月の理事会で利下げに着手する準備を進めている可能性があることが示唆された。
議事要旨は「理事会メンバーは、インフレ率が適時に目標とする2%向けて持続的に低下する軌道に乗っているとの確信を強めた」とし、「今後の経済指標や証拠を待つのが賢明だが、利下げを検討する論拠は強まっている」とした。
物価情勢については「ベース効果の影響で夏以降は波乱が予想される」とし、特にサービス部門などでディスインフレの持続可能性に疑問があると指摘。「追加的な証拠の積み重ねが重要になる」との見解を示した。
この記事に関連するニュース
-
〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨
ロイター / 2024年5月2日 5時46分
-
カナダ中銀、利下げペースは緩やかとの想定で見解一致=議事要旨
ロイター / 2024年4月25日 8時58分
-
ECB、金利据え置き 声明で利下げ示唆
ロイター / 2024年4月12日 3時15分
-
ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
ロイター / 2024年4月11日 23時31分
-
FRB、インフレの進展停滞と金利据え置き長期化を懸念=議事要旨
ロイター / 2024年4月11日 6時19分
ランキング
-
1日銀がこれほどまで円安を「無視」する3つの理由 「為替は管轄外」では、結局うまくいかない?
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 8時30分
-
2過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
3円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
4相鉄線「屈指の閑散駅」ついに一新へ! 大幅イメチェン&新改札も 完成時期は?
乗りものニュース / 2024年5月4日 8時42分
-
524年度の企業倒産、1万件超か 原材料高、人手不足が収支圧迫
共同通信 / 2024年5月4日 15時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください