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インドネシアGDP、22年は5.31% 9年ぶり高い伸び

ロイター / 2023年2月6日 15時10分

 2月6日、インドネシアが発表した2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.01%増加し、市場予想の4.84%増を上回った。写真はインドネシアのボゴールの工場で昨年8月撮影(2023年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)

[ジャカルタ 6日 ロイター] - インドネシアが6日発表した2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.01%増加し、市場予想の4.84%増を上回った。

第3・四半期の5.72%増からは伸びが鈍化した。

22年通年のGDP伸び率は5.31%と、前年の3.69%から加速。9年ぶりの高い伸びを記録した。市場予想は5.29%だった。

新型コロナウイルス規制の解除や国際商品価格の上昇が寄与した。

同国は昨年、新型コロナの感染減少とワクチン接種率の上昇を受け、大半の移動制限を解除。これを受け、家計消費が上向いた。残る規制も年末で解除された。

ロシアのウクライナ侵攻を受けた商品価格の高騰も経済成長に寄与した。インドネシアは一般炭、パーム油、ニッケルなどの主要輸出国。

昨年の輸出は2920億ドルと過去最高を記録した。

ただ、政府当局者は、今年は経済活動が減速する可能性があるとし、世界経済の低迷で商品価格が一段と下落し、輸出は低調になるかもしれないとの見方を示している。

バンク・マンディリのエコノミストは「中国の経済活動の再開は需要を支えるが、米国とユーロ圏では供給増加と需要減退が見込まれる中、商品価格は軟調になる可能性がある」と述べた。

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