スロバキア大統領選、ウクライナ支援停止した親ロ派首相の盟友が勝利
ロイター / 2024年4月8日 7時23分
スロバキアで4月6日に行われた大統領選の決選投票で、左派のフィツォ首相に近いペテル・ペレグリニ氏が当選した。写真は7日、ブラスチスラバで支援者を前にスピーチするペレグリニ氏(2024年 ロイター/Radovan Stoklasa)
Jan Lopatka
[ブラチスラバ 7日 ロイター] - スロバキアで6日に行われた大統領選の決選投票で、左派のフィツォ首相に近いペテル・ペレグリニ氏が当選した。親ロシア姿勢を掲げ、ウクライナへの軍事支援を停止したフィツォ氏の政治基盤が強化されることになりそうだ。
現在、国会議長とフィツォ氏が属する与党の党首を務めるペレグリニ氏は、昨年10月に首相に返り咲き、内政面では刑法やメディア部門の改革を進めているフィツォ氏とは長年にわたって盟友関係にある。
開票率99.66%の段階で、ペレグリニ氏の得票率は53.26%。対立候補で親欧米派のコルチョク元外務・欧州問題相は46.73%にとどまった。
スロバキアでは大統領が持つ行政上の権限は乏しいが、法令に対する拒否権と憲法裁判所に異議を申し立てる権利、また憲法裁判所判事を指名する権利を有している。こうした権利は、フィツォ氏が推進する各種改革が国内で政治的対立を引き起こす恐れが大きいだけに、今後重要な意味を持つと予想されている。
コルチョク氏は選挙戦で、ウクライナ支援停止は平和ではなくロシアの勝利をもたらすと訴えてきたが、「戦争の側ではなく平和の側にスロバキアをずっととどめておくために何でもする」というペレグリニ氏の主張に屈した形になった。
この記事に関連するニュース
-
岸田政権はまだまだ続く可能性が高い…政治的には詰んでいる岸田首相が「続投に自信満々」となっているワケ
プレジデントオンライン / 2024年5月8日 9時15分
-
ウクライナ侵攻が重荷=新味欠くプーチン政権5期目
時事通信 / 2024年5月7日 18時15分
-
プーチン露大統領、5期目の就任式 ウクライナ侵略改めて正当化へ
産経ニュース / 2024年5月7日 10時48分
-
ロシア大統領就任式、対応分かれる=米不参加、EU7カ国出席か
時事通信 / 2024年5月7日 8時52分
-
スロバキアとウクライナの政府合同会議を開催、復興へスロバキア企業参与にも言及(スロバキア、ウクライナ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月18日 0時10分
ランキング
-
1韓国政府「持分売却を圧迫と認識され日本政府に遺憾」 LINEヤフー問題を受け
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月10日 17時28分
-
2ガザへの支援物資空中投下、ハマスが中止要請 2人死亡受け
AFPBB News / 2024年5月10日 12時40分
-
3イスラエル、ハマス同意の休戦案を拒否…ラファへの大規模侵攻姿勢を固持
読売新聞 / 2024年5月10日 19時33分
-
4トルコ、イスラエルとの貿易停止措置の緩和は「事実無根」=商務相
ロイター / 2024年5月10日 13時19分
-
5イスラエル首相、強硬姿勢崩さず 休戦交渉不調に終わる
ロイター / 2024年5月10日 7時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください