フィリピン、中国大使呼び抗議 南シナ海の「嫌がらせ」巡り

　１２月１２日、フィリピン外務省はマニラ駐在の中国大使を呼び、週末に起きた中国によるの南シナ海での「立て続けの嫌がらせ」に抗議したことを明らかにした。写真はフィリピン沿岸警備隊提供（２０２３年　ロイター）

[マニラ １２日 ロイター] - フィリピン外務省は１２日、マニラ駐在の中国大使を呼び、週末に起きた中国によるの南シナ海での「立て続けの嫌がらせ」に抗議したことを明らかにした。

外務省によると、フィリピン政府は中国に対し、フィリピンの船舶に対する違法な行動や危険な作戦を中止し、フィリピンの合法的な活動を妨害しないよう求めた。

フィリピンのラザロ外務次官は、船舶の衝突につながった中国の作戦に口頭で抗議。南シナ海のセカンド・トーマス礁でフィリピンの補給船に対する放水砲の使用があったことにも抗議した。

同省は「フィリピンの排他的経済水域（ＥＥＺ）内での中国船の行為は違法であり、航行の自由に反している」と表明した。

在マニラの中国大使館のコメントは取れていない。