シルク・ドゥ・ソレイユ、債権団が買収の最有力候補に

８月１７日、６月に破産法の適用を申請したカナダの著名サーカス劇団シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテイメント・グループについて、カタリスト・キャピタル・グループが率いる債権団が買収の最有力候補になっていることがわかった。写真は７月８日、浙江省杭州でのショーに向けて練習するシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマー（２０２０年　ロイター/Aly Song）

［モントリオール　１７日　ロイター］ - ６月に破産法の適用を申請したカナダの著名サーカス劇団シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテイメント・グループについて、カタリスト・キャピタル・グループが率いる債権団が買収の最有力候補になっていることがわかった。匿名の関係筋が明らかにした。

買収の申し出締め切りは東部時間１８日午後５時までとなっている。

先月、シルク・ドゥ・ソレイユとこの債権団が合意した最初の買収提示額は、９億ドルの債務免除と最大３億７５００万ドルの新規資金拠出だった。他の買収提案はこの金額を上回る必要がある。

カタリスト・キャピタルとシルク・ドゥ・ソレイユはコメントを控えた。

一方、ケベック州第２の年金基金である加ケベック州投資信託銀行は１７日、２月に７５００万ドルを投じてシルク・ドゥ・ソレイユ株式１０％を取得していたことを明らかにした。同銀行は引当金を計上したという。