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シンガポール3月コアCPI、前年比+3.1%に鈍化 予想下回る

ロイター / 2024年4月23日 15時36分

 4月23日 シンガポール当局が23日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、民間道路輸送と住居費を除くコア指数が前年同月比3.1%上昇した。写真は2022年12月、シンガポールのオーチャード・ロードで撮影(2024年 ロイター/Isabel Kua)

[シンガポール 23日 ロイター] - シンガポール当局が23日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、民間道路輸送と住居費を除くコア指数が前年同月比3.1%上昇した。

2月の3.6%上昇から鈍化し、ロイターがまとめた市場予想(3.5%上昇)を下回った。

総合指数は前年同月比2.7%上昇。市場予想(3.0%上昇)を下回った。

シンガポール金融管理局(中央銀行)と貿易産業省は共同声明で、コアCPIについて、食品・サービス価格の上昇率が鈍化したと指摘した。

インフレ率は昨年1月の5.5%をピークに低下しているが、景気が減速する中でも高止まりしており、2月には7カ月ぶりの高水準を記録した。

昨年の国内総生産(GDP)伸び率は1.1%で、2022年の3.8%から減速。当局は今年のGDP伸び率を1─3%と予想しているが、地政学リスクにより経済見通しは強弱まちまちだと警告している。

金融管理局は4月、金融政策を維持すると発表。金融政策の見直しはこれまで年2回だったが、今年から四半期に1回に変更した。

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