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マイクロソフトがSurfaceの2022年モデルを一気に発表 = 「Surface Pro 9」の5G内蔵モデルはSnapdragon搭載!

ASCII.jp / 2022年10月12日 23時0分

 マイクロソフトは10月12日(日本時間23時)に、世界向けに「Surface」の2022年モデルを中心に製品群を一気に発表した。SurfaceシリーズはPro 9、Laptop 5、Studio 2+で、加えて周辺機器としてAudio Dock、Presenter+、Adaptive Accessoriesも発表した。  日本でも一部の機種が、13日から予約可能となったので、スペックごとの価格を紹介しておく。周辺機器は今年12月から来年1月発売の予定。

Surface Pro 9 12世代コアとSnapdragon搭載モデルが登場 「Liberty」のテキスタイル・モデルも限定発売

 13型タブレット2in1PCの「Surface Pro」は、8から9へと世代交代だ。Wi-Fiモデルは従来通りのインテルCoreで今回ようやく12世代に移行した。そして、従来「Surface Pro X」という別機種だったWWAN搭載機が、「Surface Pro 9 with 5G」というProのバリエーションとなった。こちらはPro Xと同様にSnapdragonを採用している。

 Pro 9と5Gは、ともにサイズやディスプレーは同じで、CPU(SoC)とインターフェース、最大メモリーとストレージ量、バッテリー駆動時間が異なる。カラーはPro 9が従来のプラチナ、グラファイトに加え、新色のサファイヤとフォレストが登場。5Gはプラチナのみとなる。

 「Surface Pro 9」は12世代コア搭載となり、コンシューマーモデルはi5-1235Uまたはi7-1255U、ビジネスモデルはi5-1245Uまたはi7-1265Uで、ともにIntal Evo認証を受けている。メインメモリーは8GB・16GB・32GB(LPDDR5)、ストレージは128GB・256GB・512GB・1TBとなる。

 ディスプレーは13インチのPixelSense Flow Displayで3対2比率、2880×1920ドット、リフレッシュレート120Hz、コントラスト比1200対1。インターフェースはThunderbolt 4×2に、Surface Connect portとKeyboard portで、無線はWi-Fi 6EとBluetooth 5.1を搭載する。

 「Surface Pro 9 with 5G」のCPU(SoC)はSnapdragonのスペシャル版「Microsoft SQ3」で、グラフィックはSQ3内蔵の「Adreno 8CX Gen 3」となる。メインメモリーは8GB・16GB(LPDDR4x)、ストレージは128GB・256GB・512GB。ディスプレーはPro 9と同じで、インターフェースはUSB 3.2のType-C×2に、Surface Connect port、Keyboard port、そしてnano SIMスロットを持ち、eSIMも内蔵する。5Gの周波数は発売する地域で異なり、ミリ波とSub6に対応する。

 バッテリー駆動時間はPro 9が15.5時間に対し、5Gモデルでは19時間持続。サイズは287×208×9.3ミリと同寸で、重量はPro 9が879グラム、5Gのミリ波モデルが883、Sub6モデルは878グラムとなる。

 オプションとなるキーボードは、Surface Pro Signature Keyboard、Surface Pro Keyboardと、Surface Pro X Signature Keyboard、Surface Pro X Keyboardが利用可能。ペンはMicrosoft Pen Protocol (MPP)対応で、Surface Slim Penはワイヤレスで充電可能だ。

 Surfaceの10周年記念として、英国のテキスタイル&ファッションブランドの「Liberty」とタイアップしたスペシャルエディションも紹介された。Pro 9のボディとキーボードに、ブルー系のWindows11をイメージした花柄がプリントされており、LibertyとMicrosoft Storeで限定販売となる。

 米国では10月25日より、約1000ドル~で発売予定。 日本では11月29日から出荷で予約受付中。 Pro 9(Intel/Wifi)の直販価格は、

i5-1235U・ 8GB RAM・128GB SSDで16万2580円 i5-1235U・ 8GB RAM・256GB SSDで17万4600円 i5-1235U・16GB RAM・256GB SSDで21万9780円

i7-1255U・16GB RAM・256GB SSDで24万8380円 i7-1255U・16GB RAM・512GB SSDで29万1280円 i7-1255U・16GB RAM・ 1TB SSDで33万4180円 i7-1255U・32GB RAM・ 1TB SSDで39万1380円

5Gモデル(SQ3/5G)はナノSIMおよび eSIM内蔵、Sub-6対応で

SQ3・8GB RAM・256GB SSDで21万6480円

となっている。

 新ボディーカラーのサファイヤとフォレストのキーボードも予約可能で、スリムペン2付きで3万3660円だ。

 日本でもLibertyモデルのキーボードのみ予約可能となっている。通常モデルより約1万円高い。。。11月29日販売開始を予定。

Surface Laptop 5 12世代コアで13と15型は変わらず 淡いグリーンの「セージ」が登場

 Laptopも12世代コア搭載となり、本体サイズやディスプレーのスペックは前モデルの4とほぼ同じだ。カラーは13.5インチが、アルカンターラのプラチナ、メタルのマットブラック、サンドストーンに、新色の「セージ」が加わった。15は従来同様にプラチナとマットブラックである。また、Laptop 5ではAMDのRyzen搭載モデルはなくなっている。

 13.5インチはコンシューマーモデルがi5-1235Uとi7-1255Uを、ビジネスモデルはi5-1245Uとi7-1265Uを搭載。15インチはコンシューマーがi7-1255U、ビジネスがi7-1265Uを搭載し、すべてがインテルEvo認証を受けている。全モデルメモリーは8GB・16GB・32GB(LPDDR5x)で、ストレージは256GB・512GB・1TB。

 ディスプレーは13.5インチが2256×1504ドット、15インチが2496×1664ドットで3対2比率のタッチ対応。インターフェースはThunderbolt 4にUSB 3.1のType-A、ヘッドフォン、Surface Connect port、無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.1を内蔵。バッテリーは13.5インチが18時間、15インチが17時間駆動。 

 サイズは13.5インチが308×223×14.5ミリ、重量はファブリックモデルが1272グラム、メタルモデルが1297グラム。15インチは340×244×14.7ミリ、1560グラム。

 米国では10月25日より、約1000ドル~で発売予定で、こちらは日本でも10月25日に出荷になっている。 直販価格は13.5インチが、

i5-1235U・ 8GB RAM・256GB SSDで15万1580円 i5-1235U・ 8GB RAM・512GB SSDで19万4480円 i5-1235U・16GB RAM・512GB SSDで22万3080円 i7-1255U・16GB RAM・512GB SSDで25万1680円

15インチは

i7-1255U・ 8GB RAM・256GB SSDで19万7780円 i7-1255U・ 8GB RAM・512GB SSDで22万6380円 i7-1255U・16GB RAM・512GB SSDで26万9280円 i7-1255U・16GB RAM・ 1TB SSDで35万5080円 となっている。

Surface Studio 2+ 3年半ぶりにCPUとGPUをパワーアップ Zero Gravity Hingeは健在

 独特のディスプレーを搭載した「Surface Studio」は2019年発表の2から3年半ぶりに2+へとバージョンアップした。CPUはi7-7820HQからi7-11370Hに、GPUはGeForce GTX 1060/1070からRTX 3060へと大幅にジャンプアップした。メモリーは32GB、SSDは1TBを内蔵する。

 ディスプレーは28インチ3対2比率の4500×3000ドットで、2と同じく「Zero Gravity Hinge」で、手前にスライドしてペンでの入力がしやすくなる仕組みだ。

 インターフェースはThunderbolt 4×3に、USB 3.1のType-A×2、ヘッドフォン、有線LAN。無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.1を内蔵。キーボードとマウス、ペンが付属する。

 米国では10月25日より、約4500ドル~で発売予定。日本では11月1日から出荷予定で、直販価格は、 i7-11370H・RTX 3060・32GB RAM・1TB SSDで71万9180円 となっている。

Microsoft Audio Dock スピーカー付きのUSBドック

 ネットワークスピーカーのようなルックスだが、ノートPCと接続して使うUSB拡張ドックだ。PCとの接続はType-Cで、電源はACアダプターで供給する。ドックの端子は

DP alt mode対応Type-C (USB3.1 Gen 2, 7.5W)2ディスプレー対応 データ専用Type-C (USB3.1 Gen 2,7.5W) Type-A (USB3.1 Gen2) HDMI 2.0(4K60Hz) で、Type-CとHDMIはMST対応、PDは最高60W出力となっている。

 スピーカーはツイーターとウーファーを内蔵し、最高出力は90dBで、Microsoft Teamsボタンと、ミュート、ボリュームUP&DOWNのボタンがある。サイズは167.6×80.2×81ミリ、重量は650グラム。  米国での価格は約250ドル(約3万5000円)。  日本では2023年1月の販売開始を予定している。

Microsoft Presenter+ オンラインミーティングでも便利に

 ワイヤレスのコントローラーで、WindowsPCやMacとBluetooth接続し、スライドの送りや戻し、スクリーンポインターの移動に使うことができる。

 また、Microsoft Teams buttonでオンラインミーティングへの参加やミュート、復帰に使えるので、リモートワーク時の活用も可能だ。  米国での価格は約80ドル(約1万1200円)となっている。  日本では2023年1月の販売開始を予定している。

Microsoft Adaptive Accessories カスタマイズ可能なインターフェースキット

 ユーザーがカスタマイズしやすい設計のインターフェースキットで、マウスやキーボード、ボタン、ジョイスティックに、3Dプリンターで成形したカスタムパーツを取り付けることができる。  日本では今年12月の販売開始を予定している。

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