中国で火傷病 花粉輸入停止で梨農家「影響かなりある」 千葉
チバテレ+プラス / 2023年12月8日 17時50分
中国産の梨の花粉が8月から輸入停止となっています。
中国で発生した植物の病気の侵入を防ぐためですが、千葉県内の梨の生産者は、来シーズンの生産に「影響はかなりある」と危機感を示しています。
火であぶったような症状が出て枯れることもある「火傷病」。
梨やリンゴなどの植物の病気で、火傷病の菌が昆虫や風雨によって運ばれ感染し、花粉からうつる場合もあるといいます。
中国で発生が確認され、農林水産省は、2023年8月30日、菌の宿主となる植物や花粉などの輸入を停止しました。
梨の生産量日本一を誇る千葉県は、緊急対策本部を設置。
県内の梨の生産者が自分で授粉用の花粉を確保できるように、摘み取ったつぼみから授粉用の花粉を採取する機器の購入費を補助します。
梨の栽培面積が県内の市町村で最も広い白井市の生産者は。
白井市梨業組合 秋本享志 組合長
「過去を思い出すと尖閣諸島の国有化で(中国産花粉が)1年輸入停止になった。春先の天候にもよるが輸入花粉に頼っていたので、自家花粉をとる技術をもっていない。(来季の梨の生産に)影響はあると思う。どの程度かは難しいが影響はかなりある」
白井市梨業組合では、梨の生産者の半数以上が中国産の花粉を使用していました。
授粉用の花粉を独自で確保するための新たな取り組みで窮地を乗り切りたいとしています。
白井市梨業組合 秋本享志 組合長
「花粉バンクに花を持ち寄って1か所で開葯する施設を作る考えもある。輸入花粉に頼っていたので、自家花粉を採取する努力をしてミツバチも活用していきたい」
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