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千葉大生がデザイン “手がネバつかない”納豆容器

チバテレ+プラス / 2024年5月10日 17時5分

千葉大生がデザイン “手がネバつかない”納豆容器

 「かき混ぜるときに納豆がこぼれる」、「ネバネバが手についてしまう」。
 納豆を食べるときのこうした問題を解消する「容器」を、千葉大学の学生たちがデザインしました。

 納豆の容器をデザインしたのは、小松野幹さんや野畠歌乃さんら千葉大学工学部の4年生5人です。

 2年生のときに受講した既製の工業デザインを考え直す授業がきっかけでした。

千葉大学工学部4年 小松野幹 さん
「こちらが私たちが考えた容器。いま密閉状態で、この容器の中に満ち満ちに納豆が入っている状態。乾燥を防ぐこともできるし、完全に密閉しきっていないので納豆菌も生きているパッケージになる。裏側に折り込まれた両端の耳を持ち上げることで開封形状になるので、開けた際にフィルムがない構造なので、このままかき混ぜられる点が優れている」

 「従来の発泡スチロールの容器は、かきまぜにくい」、「乾燥防止用フィルムを取るときにネバネバが手につく」、こうした課題を洗い出し、さまざまなデザインで試作を重ねました。

 また、環境にも配慮して“紙製”にこだわりました。

千葉大学工学部4年 野畠歌乃 さん
「発泡スチロールの容器は、地方自治体によっては洗ってプラスチックごみにすることもある。ネバネバして洗うのがとても面倒くさい。こちらは紙なので、そのまま折りたたんで臭いを閉じ込めて捨てられるのが良い」

 5人がデザインした容器は2023年、日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン・ニューホープ賞」に入選しました。

 アドバイスを求めた食品メーカーの社員からも好評価を得られたということで、今後は実用化も模索したい考えです。

千葉大学工学部4年 小松野幹 さん
「店頭に置いてもらうことで、発泡スチロールの容器よりもこちらの方が使いやすいとか、いままでよりも納豆を食べる機会が増えたという感想がもらえるといい」

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