八木勇征、初の単独映画主演 鈴木おさむ脚本の青春映画で井上祐貴、櫻井海音、IMP.椿泰我と共演

　ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの八木勇征が、鈴木おさむ原作・脚本の『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』（2025年公開）で初の単独映画主演を務めることが明らかになった。2019年初演の朗読劇に基づき、魔法を通して大人への階段をのぼっていく4人の男子高校生を描く青春ストーリーで、八木はピアニストを目指す青年アキトにふんする。共演に井上祐貴、櫻井海音、椿泰我（IMP.）。椿はジャニーズ事務所退所後、TOBE所属のIMP.（旧IMPACTors）として活動を開始してから初の映画出演となる。

　2019年に初演後、度々再演された同名朗読劇の映画化となる本作は、今年3月31日をもって放送作家業と脚本業を引退した鈴木おさむが引退の1か月前に「辞める前にどうしてもこの作品を作りたかった」との思いから映画脚本を手掛けた。撮影を、鈴木の地元である千葉県を中心に行う。物語の舞台は、とある田舎の小さな村。この村の少年たちは18歳になると、あることを伝えられる。それは「この村で生まれた男の子は、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」ということ。村の大人の男たちが過去にどんなことに魔法を使ったのかは、自分たちが魔法を使うまでは知ることは出来ず、アキトたち4人の男子高校生は「何に魔法を使うか？」を考え始め、それはかけがえのない体験となっていく。

　主演を務めるのはFANTASTICSのツインボーカルを務め、ドラマ・映画「美しい彼」(2021・2023）で俳優としてもブレイクした八木勇征。昨年は5本のドラマに出演し、今年は福田麻貴（3時のヒロイン）と共演した1月期ドラマ「婚活1000本ノック」（フジテレビ系）が話題を呼んだ。2023年4月公開の『劇場版　美しい彼～eternal～』で萩原利久と共にダブル主演を務め、本作で初の単独映画主演を果たす。演じるアキトは、幼いころからピアノが好きで音大を目指すも父親からの強固な反対に葛藤するという役どころに臨む。

　主演の八木は「主演としてこの作品に出演させていただけることが光栄です。脚本を読ませて頂き、若者4人が中心となり「人生の中で一度だけ魔法が一つ使える」という大きなトピックで物事が進んでいくのですが、その中でも一人一人それぞれ違った葛藤があり、色々なドラマがあり終盤に進んでいくにつれて僕は読んでいて涙が止まりませんでした」とコメントを寄せている。