三菱XMコンセプト新車情報・購入ガイド 2017年登場予定の次期新型RVRか? それともRVRとアウトランダーの間を埋める新型車か? 【インドネシアショー出展車】 【ニュース・トピックス:三菱】
CORISM / 2016年8月19日 19時19分
コンパクトサイズながら7人乗りのSUV、三菱XMコンセプト世界初公開! 2017年10月から生産開始!
三菱は、インドネシアで開催されているインドネシア国際オートショーに「三菱XMコンセプト」を世界初公開した。
三菱XMコンセプトは、三菱が得意とするSUVの力強さとMPVの多用途性を融合させた、スモールサイズのクロスオーバーMPVとして出展された。車名となったXMとは、コンセプトであるCross「X」-over、MPVから「M」をとって命名した。この三菱XMコンセプトをベースとした市販モデルは、2017年より稼動する新工場(西ジャワ州ブカシ県)で10月より生産を開始する。
三菱XMコンセプトは、コンパクトサイズのボディながら、レイアウトの最適化とワイドボディの採用により、乗員7名がゆったりくつろげるMPVとして開発されている。7名乗車が可能という点がポイント。これは、インドネシアの大家族が使うシーンをイメージしたもの。
エクステリアデザインは、いかにも三菱らしいものとなっている。まさに、ロボット感タップリ。フロントには、三菱の新しいデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」が採用された。パワー・パフォーマンスを表現する中央のブラック部をバンパーの左右コーナー部が包み込むような造形とすることで、人とクルマを守る機能をダイナミックに力強く表現している。
ボディサイドには、エッジの効いた彫刻的なキャラクターラインと大きく張り出したフェンダー形状を採用。ボディサイドのキャラクターラインは、スピード感にあふれスポーティなシルエットとしている。また、ややスクエアな形状に張り出したフェンダーや、高い位置にあるボンネットなどは、SUVらしい力強さを演出している。
そして、デッキフォワード化によりフードからルーフへと続く流麗なラインが、後方に向かって緩やかに落ちていく。リヤクオーターピラーの後端を抜くことによって、伸びやかなキャビンを表現してMPVらしさを表現している。
また、実用面では高めに設定した地上高や、ボディ下部全体を保護するアンダーガードは、未舗装路やスコール時も安心してドライブできる走破性を提供する。
インテリアは、3列シート7人乗りとなった。シート配置を最適化し乗員7名がくつろげる広々とした居住空間を確保し、多彩なシートアレンジを可能としている。インパネは、水平基調で空間の広がりを演出。SUVらしいタフネスさというようりは、洗練されたラグジュアリー感がある。また、白と黒のハイコントラストなインテリアカラー、シルバーの加飾などにより上質感をアピールする。
次期新型RVRか? RVRとアウトランダーの間を埋める新型SUVがXMコンセプト!?
この三菱XMコンセプトをベースとしたモデルを2017年10月にインドネシアで生産を開始する。そこで気になるのが、三菱XMコンセプトをベースとしたモデルが日本にも導入されるのか否かだ。
三菱は燃費不正問題や、社内のトラブルによるRVRの開発遅れと、ここしばらく新型車の投入が無い状態だ。今回登場したXMコンセプトは、7人乗りということもあり、新型RVRとしてはややサイズが大きい。恐らく、XMコンセプトは次期新型RVRではないだろう。
XMコンセプトのボディサイズや搭載エンジンなどは不明だが、三菱のラインアップを考えるとアウトランダーとRVRの中間に位置するSUVである可能性が高い。そうなると全長4,500㎜前後といったところになるかもしれない。このサイズは、国内モデルではマツダCX-5や日産エクストレイル、スバル フォレスターといったモデルと同等になる可能性が高い。国内では使い勝手がよく人気のクラスだ。エクストレイルが7人乗りモデルを用意していることから、XMコンセプトはこのクラスのSUVである可能性が高い。
そして注目したいのがパワーユニット。インドネシアで生産ということを考えると、恐らくガソリン車のみの可能性が高い。XMコンセプトにPHEVモデルがあるか不明だが、三菱にとってPHEVは未来への生き残りをかけた技術でもある。仮にPHEV化が可能な設計であれば、インドネシアで生産できなくても、日本で生産は可能かもしれない。PHEVなら、アウトランダーPHEVと同様に、欧州でも高い人気を得るだろう。これが、ただのガソリン車として導入ならば、あまり話題になる可能性は低い。しかし、日本でも人気の高いクラスに、このXMコンセントのPHEVが日本に投入されれば、三菱復活の狼煙となることは確実だろう。
三菱XMコンセプト動画
三菱XMコンセプト画像集
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