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デロイト トーマツ、組織・人事・リーダーシップに関する世界的トレンドを公開~95か国の約1.4万人を調査

Digital PR Platform / 2024年4月23日 11時14分


提言2. 責任あるデータ活用の下、人間の「想像力」と最新技術を掛け合わせて課題解決に取り組む
テクノロジーの進歩に伴い高まる情報収集・活用のニーズに対して、組織は透明性およびプライバシーの確保により労働者との信頼を構築することが重要です。一方で、最新の技術で補えない「好奇心」や「共感力」などの人間らしい能力の重要性も高まっています。組織がこれまでにないような新しい課題に取り組むにあたり、新しいテクノロジーを安心・安全に活用できる場を提供し、人間らしい能力と掛け合わせる機会を生み出すことが役に立ちます。

透明性とプライバシーのバランスをとり、労働者との信頼関係を築く:情報の透明性に対する要求が強まる一方、プライバシー侵害による信頼失墜の危険も高まっています。責任あるデータ活用により組織への信頼度は35%上昇し得るのに対し、本調査において「自組織がデータを責任ある方法で使用している」と回答した労働者は37%に留まりました。
技術革新の中で、人間らしい「想像力」が組織の成功におけるカギを握る:AIをはじめとした技術により仕事のスピードや効率は向上していますが、課題解決や新しい価値創造においては、創造性や好奇心等の人間らしい能力が依然として重要です。本調査において、73%の労働者が「人間の想像力が技術革新に追いつくことが重要である」と考えているのに対し、その達成に向けて有意義な進歩を遂げている組織は9%でした。
「デジタル・プレイグラウンド」での遊びと実験が、人間のパフォーマンス向上に繋がる働き方を生み出す:新技術を安心・安全に活用できるようにすることで、課題解決やイノベーションが促進されます。本調査では、39%の労働者が「自身の仕事に対するAIの影響を心配している」一方、52%の労働者は、「AIの利用拡大が自身のキャリアの可能性を高める」と回答しました。


提言3. 組織文化の多様化と人事知識の浸透を推進する
組織全体の価値観に沿いつつも、各チームのニーズに合わせた「マイクロ・カルチャー」を構築することを認めることにより、組織の自律性と多様性が高まります。人事知識を人事部門に限定せず、組織全体で構築することにより、更なる組織力向上につながります。

マイクロ・カルチャーを受け入れ、多様性を労働者と組織の躍進の原動力にする:リモートワークの普及や労働形態の多様化等が促進する中、全社画一の組織文化を浸透させる試みは、労働者や組織にとって不利益をもたらす可能性が高くなっています。本調査では、71%の労働者が「文化、流動性、アジリティ、多様性を育む最良の場所として、個々のチームと作業グループを重視することが成功にとって非常に重要」と述べています。
人事は一機能から専門分野を横断する組織知へ進化する:組織における機能、職位、雇用形態等の境界が薄れつつある今、人事は「人事機能」という境界を越えて「組織知」となることが求められています。本調査によると、72%の回答者が「人事はオペレーション機能から機能横断の専門分野へ移行することが非常に重要である」と考えており、経営リーダーの27%は「人事機能が他のビジネス機能のプラクティスと益々統合されていく」と考えています。

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