【インタビュー】「支配種」チュ・ジフンのアクションを、ハン・ヒョジュが賞賛! 世界配信の意義は「世界中の方との会話」
映画.com / 2024年4月24日 14時0分
『支配種』 ディズニープラス スターで独占配信中 (C)2024 Disney and its related entities (全10話/毎週水2話ずつ配信)
韓国大統領を狙ったテロ事件と、人工培養肉の技術で新たな時代を切り開いた国際的企業をめぐるノンストップサスペンス「支配種」(ディズニープラスの「スター」で配信中)。このほど映画.comは、主演を務めたチュ・ジフンとハン・ヒョジュにインタビューを敢行。互いに俳優として受けた刺激、アクションの裏側、世界配信の意義などについて、話を聞いた。(取材・文/編集部)
物語の舞台は、多数の死傷者が出た、大統領を狙ったテロ事件から数年が経った2025年。元軍人のウ・チェウン(チュ・ジフン)は事件の犯人を追いつめるため、独自の捜査を続けていた。そんなある日、チェウンは人工培養肉を世界に提供するBF社が、事件以降、記録的な利益を上げていること、そしてCEOのユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)が事件の生存者であることを知る。人工培養肉で、人類が動物を食べて生きてきた数百万年の“支配”と“被支配”の関係を終息させ、動物を犠牲にしない世界を目指す献身的なジャユは、本当に凶悪事件の犯人なのか――。チェウンはボディガードとして、謎に包まれたジャユに近付き、組織に潜入することに成功。事件の真相に迫ろうとするが、そこで世界を揺るがす秘密を目撃する。
――本作では、テロ事件と、人工培養肉というふたつのテーマが、複雑に絡み合っていきます。ジャンル分け不能で斬新なストーリーだと感じたのですが、脚本や物語のなかで、魅力的に感じた部分を教えてください。
チュ・ジフン「環境問題など、世界的な懸案事項がいろいろとあるなかで、やはりご覧になる方がドラマとして楽しみながら、いろいろ考えさせられる、価値のあるストーリーになっているので、すごく興味深いなと思いました」
ハン・ヒョジュ「私もチュさんとほぼ同じ意見なのですが、すごく時期に合った、スマートな題材のドラマだと思います。既に現実で起こっていることも扱っていますし、こういう物語はもっと早く出ていてもおかしくないんじゃないかなと考えていました。ただ、韓国のドラマとしては描かれるのが初めての題材なので、こうした作品にいち早く出演できたのは、幸運だったと思っています」
――共演を経て、互いに俳優として刺激を受けたことを、お聞かせください。
チュ・ジフン「私は、ハン・ヒョジュさんはぶれない芯を持った、すごく密度の高い俳優さんだと思っています。私の方が年齢は上ですが、ヒョジュさんが現場にいると、落ち着くというんでしょうか。本作では、私が警護人役で、彼女が会長役だからかもしれませんが、とても落ち着いた感覚になるんです。ヒョジュさんはアクションが得意なのですが、今回は私に警護される側なので、アクションシーンをやりたがっているのではないかと思いました(笑)。残念だったよね(笑)」
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