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海女×密輸王×チンピラ×税関……“サメ”も参戦 リュ・スンワン監督作「密輸 1970」予告編公開

映画.com / 2024年4月25日 19時0分

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 「ベテラン」「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督が“衝撃の実話”から着想を得て作り上げた映画「密輸 1970」の予告編と場面写真が、このほど一挙に公開された。

 本作は、2023年の「第44回青龍映画賞」で最優秀作品賞を含む4冠に輝き、同年サマーシーズンの韓国で500万人以上を動員した大ヒット作。キム・ヘス(「国家が破産する日」「未成年裁判」)、ヨム・ジョンア(「SKYキャッスル 上流階級の妻たち」)、チョ・インソン(「モガディシュ 脱出までの14日間」「ムービング」)ら豪華俳優陣が集結した海洋クライムアクションとなっている。

 1970年代に実際行われていた海に密輸品を投げ入れて税関の目をごまかし、密かに引き上げて大金を稼ぐという海洋密輸の史実に魅了されたというリュ・スンワン監督。その奇想天外なまでに型破りな設定を爽快なカタルシスへと結実させ、第59回大鐘賞の監督賞を受賞している。

 予告編で映し出されるのは、1970年代、韓国の港町“クンチョン”。ジンスク(ヨム・ジョンア)やチュンジャ(キム・ヘス)ら海女たちを乗せた船が大海原を進む。勢いよく飛び込んだ海女たちは、手慣れた様子で海深く潜り、アワビを手に取ると思いきや、そこにあったのはなんと金塊――生活のために平凡な海女が請け負った仕事は“密輸”だった。

 「アワビの代わりに金塊を採れ」の大号令の下、海中に沈められた密輸品を集めているところへ税関の船が近づいてきて大ピンチ! そこに「俺を怒らせるなよ」と不敵な笑みを浮かべる密輸王、「捕まえろ」と大勢で乗り込むチンピラ、犯罪摘発に執念を燃やす税関当局が入り乱れ、巨額の金塊をめぐる騙しあいバトルが勃発。しかも仲間だったはずのチュンジャにジンスクが平手打ち。「失敗は許されない」「私はあなたを裏切らない」と海女たちも追い込まれ、海の中での最終決戦へ。そこに近づいてきたのは、なんと海のギャング“サメ”だった。

 キム・ヘス、ヨム・ジョンアらが専門家の元で3カ月の訓練を経て体得した素潜りシーンや水中アクション、さらにチョ・インソンらの身体を張った格闘シーンは必見だ。

 「密輸 1970」は、7月12日から新宿ピカデリーほか全国公開。

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