1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

第77回カンヌ国際映画祭コンペ追加作品発表 ポスターは黒澤明「八月の狂詩曲」を用いたデザイン、VR作品部門を新設【パリ発コラム】

映画.com / 2024年4月28日 14時0分

 ちなみに「八月の狂詩曲」に出演したリチャード・ギアは、今回コンペティションで披露されるポール・シュレイダーの「Oh Canada」で、カンヌを訪れる予定とか。

 また今年新設されたVR作品部門のラインナップも発表になり、8本がコンペティションで、6本がアウト・オブ・コンペティションで披露されるが、後者には仏、英、台湾、リュクサンブール、韓国合作により河瀬直美を捉えたクレモン・ドゥヌーの「Missing Pictures: Naomi Kawase」がある。

 一方、併設部門の「監督週間」には、日本から山中瑶子監督の「ナミビアの砂漠」と、久野遥子&山下敦弘監督の日仏合作アニメーション「化け猫あんずちゃん」、山村浩二監督の短編「とても短い」が入選した。さらにポスターは、北野武のイラストを採用。北野監督のファンである同部門のジュリアン・レジ・ディレクターのアイディアにより実現したものだそう。茄子のキャラクターをデザインしたお茶目なイラストは、その鮮やかな配色とともに目を引く。カンヌではこの茄子デザインのTシャツやエコバッグ、ピン・プローチを販売するという。

 VR部門が増えた今年は、例年以上に盛り沢山という印象だが、全体的に、いまの情勢不安を色濃く反映し、自由とヒューマニズムを訴えるものになりそうだ。(佐藤久理子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください