史上初、渋谷センター街でHAPPENINGがストリートランウェイ決行
FASHION HEADLINE / 2016年11月7日 11時0分
ストリートでゲリラ的にファッションショーを行う「ザ・ハプニング(The HAPPENING)」が11月5日、渋谷センター街とSHIBUYA TSUTAYAで17SSコレクションのインスタレーションを行った。
同プロジェクトは2014年に第1回目が行われ、今回が6シーズン目、6回目の開催となる。作品を披露したデザイナーは計7名。KOSHIRO EBATA(江幡晃四郎)、MEG MIURA(メグミウラ)、TAKUMA(タクマ)の3名が前回から引き続き参加。セレクトショップのdog、XANADUからの推薦デザイナーとして、VANESSA NAOMI(ヴァネッサ ナオミ)、QUALWIN(クオルウィン カツ アヤノ)、TENDER PERSON(ヤシゲ ユウト)とマスクデザイナーのKOTARO SAKAZUME(コータロー サカズメ)の4名が初参加し、各デザイナー2~6体、計23体の作品が発表された。
渋谷センター街では初めてのストリートファッションショーとなった今回のプロジェクトは、渋谷センター商店街振興組合、渋谷観光協会、SHIBUYA TSUTAYAが全面的にサポート。2020年の東京オリンピックに向けて、渋谷からの文化発信を目的にファッションのインキュベートを目指すTSUTAYAが中心となって、これまで許可の下りなかったセンター街でのファッションショーを警察の許可を得て実現した。
ショーは16時にスクランブル交差点の正面のTSUTAYAからスタート。センター街約80mをモデルとダンサーが警備員に守られながらパフォーマンス。その後TSUTAYAの6,7階のブック売り場、カフェを使用してインスタレーションが行われた。
発表されたコレクションは「山本寛斎をリスペクトしている」というヴァネッサナオミの着物や帯、資材をチャンプルーしたアッサンブラージュのようなコスチュームからスタート。構築的なシルエットを柔らかな曲線とフォトプリントでデニムの新しい表現を試みたKOSHIRO EBATA、アフリカのトライバルなモチーフをクチュールラインとして立体的に仕上げたMEGMIURA、配水管のプラスティックパーツを使いDIYとファッションをジョイントさせたTAKUMA、レースとメタリックな素材をクラシカルなドレステクニックで未来的に表現したQUALWIN、東京らしいストリートファッションとモードをカットアップしたTENDER PERSONと、見せ方はイベントとしての統一感が図られつつも、それぞれオルタナティブな作品が陶器のマスクとコラボレーションされ、発表された。
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