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通帳記帳は年金支給日だけ?記帳や履歴の確認がメリットしかない理由とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月28日 9時0分

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2ヶ月に一度支給される年金は、高齢者の生活を支える貴重な収入源ともいえます。そのため、年金支給日に金融機関窓口やATMで通帳記帳を行う人も少なくないでしょう。   通帳に記載された履歴をいち早く把握できるほかに、通帳記帳をこまめに行うメリットはほかにもあります。   ここでは、通帳記帳や履歴の確認が重要な理由について解説します。

犯罪被害の確認ができる

年金支給日に通帳記帳をする目的として、指定口座への振り込み確認が挙げられます。その際、通帳残高の把握も同時に行えるので便利です。前回記帳日からの履歴をチェックする人も少なくないでしょう。
 
特に、公共料金やクレジットカードの支払いに年金口座を利用している人は、取引内容を入念に確認することが重要です。引落金額とともに記載されるカード会社などの名称や、金額に不審な動きがある場合は、犯罪被害に遭っている可能性が考えられるからです。
 
もしも身に覚えのない金額が引き落とされている場合は、悪意ある第三者による不正な出金を疑うことが大切です。
 
犯罪被害に遭ったときは、取引先金融機関やキャッシュレス決済サービス事業者に申し出ることで、対象となる金額の全額補償が受けられます。そのためには、通帳に不審な動きがないか、少しでも早く気付かなければなりません。
 

圧縮記帳を防ぐことができる

年金受給者の中には、年金口座のお金を全額貯金にまわしたい人もいるでしょう。その場合、口座記帳のために金融機関窓口などに出向くのは面倒かもしれません。
 
しかし、未記帳のままで放置していると、圧縮記帳(合計記帳)の対象となる恐れがでてきます。
 

圧縮記帳の対象となったらどうなる?

もしも圧縮記帳の対象になった場合、該当期間中の履歴を入金、出金それぞれの金額を合計した上で、各1件に集約されて記帳されてしまいます。そのため、通帳上での履歴確認は不可能になってしまいます。
 
もちろん、その間に発生した口座の動きを知りたいときは、明細表によって対処することが可能です。しかし、通帳(またはキャッシュカード)や本人確認書類、届出印などを持参した上で窓口での手続きが必要であり、明細表の発行に数日間を要するなど面倒なことが多いのです。
 
また、受け取った明細表を、保管しているうちに紛失してしまう可能性もないとはいえません。口座の動きが把握できなくなると、引落金額などの確認に不便な思いをすることもでてきます。不正出金などの犯罪被害に気付くためにも、圧縮記帳を避けるように心掛けましょう。
 
なお、圧縮記帳の対象となる具体的な条件は取引先金融機関によっても異なるので、気になる人は確認しておくとよいでしょう。
 

記帳することで引落に備えて資金準備が可能

年金支給日は2ヶ月に一度、偶数月の15日(金融機関が休業日の場合は直前の平日)となっています。
 
年金口座を公共料金やクレジットカードなどの引落に利用している人は、その日を目安に通帳記帳をすることで、月末に集中しがちな必要資金の準備が可能になります。
 

年金口座をしっかり管理して生活設計にも役立てよう

年金振込口座は個々によって異なるため、入出金の頻度もまちまちです。年金受給者の中には、記帳の必要性を感じない人がいるかもしれません。
 
しかし、日ごろからこまめに記帳することによって、不正出金などの犯罪被害に遭っていないか確認でき、圧縮記帳を防げるだけでなく、入出金の動きや残高を常に把握できるなどのメリットも見逃せません。
 
大切なお金を生活設計に役立てるためにも、年金口座をしっかり管理しましょう。
 

出典

一般社団法人全国銀行協会 身に覚えのないキャッシュレス決済サービスを通じた銀行口座からの不正な出金にご注意ください!
消費者庁 身に覚えのない不正な出金にご注意ください!
日本年金機構 Q.年金の支払月はいつですか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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