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大掃除でボロボロになった「伊藤博文」の千円札を発見! 銀行で交換してもらえる? 昔のお金は交換したほうがいいの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月10日 2時10分

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年末の大掃除では思わないものが見つかることが多く、その中にはお札や硬貨などが含まれているケースも珍しくありません。   硬貨は金属で作られているので汚れていても破損している可能性は低いですが、紙幣では湿気などでボロボロになっている可能性があります。また、旧札である「伊藤博文」の千円札が見つかった際には、どのように対応すればいいか迷うこともあるでしょう。   本記事では、ボロボロになった伊藤博文の千円札が交換してもらえるか解説するので、気になる人は参考にしてください。

ボロボロのお札は交換してもらえる

お札は日常的に使用していると消耗するため、なにかのタイミングで破れてしまうかもしれません。汚損や損傷によって継続的な使用が難しいと判断される場合、日本銀行の本支店で新しい紙幣と交換できます。
 
仮にボロボロになった伊藤博文の千円札でも交換対象ですが、交換する際には現行の千円札と交換になる点は把握しておきましょう。
 
注意点としては、ボロボロになっている千円札が交換されるかは、表裏の両面がある紙幣がどれくらいの割合残っているかが基準になります。具体的な交換の基準については、図表1を参考にしてください。
 
図表1

全体の2/3以上が残っている 額面全額
全体の2/5以上2/3未満が残っている 額面の半額
全体の2/5未満しか残っていない 交換できない

財務省 誤って紙幣を破ってしまった時は、どうすればいいですかを基に作成
 
財務省では汚損や損傷していなくても流通に不便なお金は交換するとしているため、大掃除で古いお札や硬貨が見つかった際には日本銀行の本支店に持ち込めば大丈夫です。また、日本銀行以外の金融機関でも交換や入金に対応してもらえるケースもあるので、日本銀行の本支店が近くない場合は近くの金融機関に相談してみましょう。
 
日本銀行の本支店でもほかの金融機関でも1度で大量の交換を希望する際には、先に連絡して予約しておくとスムーズに対応してもらえます。
 

流通に不便なお金を交換するメリットとは?

伊藤博文の千円札や聖徳太子の一万円札などは現在では流通しておらず、分類としては流通に不便なお金です。コンビニやスーパー・小売店などでも問題なく使用できるのですが、古いお金を使用しようとした際にスタッフに拒否される可能性があります。
 
これは古い紙幣を知らない若い世代などが偽札だと勘違いするケースなどで、若い世代は過去に発行された紙幣を直接見た経験がないため、悪気がなくてもそう判断してしまうかもしれません。このようなトラブルを避けるためにも流通に不便なお金は交換しておくのがおすすめです。
 

そもそもお札の寿命はどれくらい?

お札の寿命は、紙幣の場合は平均的な寿命が一万円札で4年から5年程度、五千円札と千円札の場合は釣銭などでやり取りされることが多いので1年から2年程度とされています。
 
このように傷んでしまった紙幣が日本銀行に戻ってきた際に、汚損や損傷が激しくて再度の流通に適さないと判断されれば日本銀行の本支店で細かく裁断されるのが流れです。お札は多くの人の手に触れながら流通するので汚損や損傷してしまうのは避けられず、悪用などがされないように日本銀行では流通量などに細心の注意を払いながら対応しています。
 

まとめ

大掃除でボロボロになった伊藤博文の千円札は日本銀行の本支店や金融機関に持っていけば交換してもらえますが、定められた大きさが残っていないと交換はしてもらえません。自分で大きさについて判断が難しいなら、直接持っていけば交換可能か判断してもらえるので安心してください。
 

出典

日本銀行 損傷したお金の引換え窓口
財務省 誤って紙幣を破ってしまった時は、どうすればいいですか
日本銀行 お札の寿命はどれくらいですか? 使えなくなったお札はどうなりますか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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