出産・子育て応援交付金とは? いくらもらえるかなどFPがわかりやすく解説!
ファイナンシャルフィールド / 2024年1月25日 10時10分
出産・子育て応援交付金とは、妊娠届出時に5万円相当、出生届時に5万円相当、合計10万円相当の経済的支援と子育て相談などのサービスを受けられる伴走型支援を行う制度です。 国の制度ですが実施するのは市区町村です。具体的にどのような支援が受けられるのか解説します。
出産・子育て応援交付金とは
妊娠すると生活や体の状態が大きく変化し不安になることがあります。しかし、実家が遠かったり、相談できる相手がいなかったりすると不安はますます大きくなり孤立感を抱くかもしれません。
出産・子育て応援交付金は、妊娠時から子が2歳までの子育て家庭に対して、相談に応じたり情報発信したりしながら、妊娠・子育て期間中の家庭が安心して出産や子育てができるよう支援を行う伴走型支援と経済的支援がセットになった支援です。
経済的支援の具体的な内容は、妊娠届出時の面談後に5万円相当、出産届出後の面談で5万円相当のギフトが支給されるもので、面談方法やギフト内容は市区町村によって異なります。
なお、出産応援手当金は妊婦に対して支給されるため、双子を妊娠していても5万円ですが、子育て応援ギフトは子ども1人当たり5万円のため、双子の場合は10万円相当になります。
東京都品川区の場合
品川区の場合は、下記の4つのステージごとに伴走型支援が実施されます。
(1) 妊娠届出後に助産師・保健師等と面談を実施
(2) 妊娠8ヶ月頃アンケート回答、希望者に面談実施
(3) 出産後、すくすく赤ちゃん訪問
(4) 随時情報提供
経済的支援においては、東京都では、妊娠時には出産応援ギフトとして5万円、出産後は国の子育応援ギフト5万円に、都独自に5万円を上乗せして10万円分の支援を行っています。
品川区においては、上記ステージにおいて、(1)の面談後に出産応援ギフト5万円相当が支給され、(3)の面談後に子育て応援ギフト10万円相当が支給されます。ギフト内容は出産、育児関連や家電用品サービスと交換が可能な電子クーポンです。
三重県桑名市の場合
三重県桑名市の場合は、下記の5つのステージごとに伴走型支援が実施されます。
(1) 妊娠届出時に保健師等と市役所で面談
(2) 妊娠8ヶ月後に希望者と面談
(3) 出生届出時に市役所で父親などと面談
(4) 1~2ヶ月頃こんにちは赤ちゃん訪問、民生委員による訪問
(5) 随時情報提供
面談時には利用可能なサービスの案内をするとともに、(2)の面談はオンラインでも可能です。イオンモール内に設置されている支援センターでの面談ができたり、子育て講座を開いたり、発達が気になる子どもへの支援を実施したり、独自の支援を充実させています。
経済的支援については(1)の段階で出産応援給付金5万円、(3)の段階で子育て応援給付金5万円が支給され、自治体専用のデジタルサイト「LoGoフォーム」からの申請により現金で支給しています。
お住まいの自治体の制度を確認
出産・子育て応援交付金は全国で実施されている支援ですが、支援内容は各自治体によってさまざまです。とくに伴走型の細かな支援情報等は各自治体さまざまで、自分から探しにいかないと知らないこともあるかもしれません。
子育て支援は子どもが幼児期のみに受けられる期間限定支援も多いものです。自分が受けたい支援があるかもしれませんから、お住まいの自治体のホームページや広報等チェックしてみてください。
出典
品川区 出産・子育て応援給付金事業について
桑名市 出産・子育て応援交付金事業のご案内
執筆者:前田菜緒
FPオフィス And Asset 代表、CFP、FP相談ねっと認定FP、夫婦問題診断士
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