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【節約を取るか室温を取るか】暖房を「25℃」に設定しています。「20℃」の場合と比べ、1ヶ月の電気代はどれだけ高くなるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月15日 2時40分

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冬でも快適に過ごすために欠かせないものといえば、エアコンです。健康のためにも、寒さを我慢しすぎることはあまりおすすめできません。とはいうものの、エアコンをつけると電気代が気になる、という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、エアコンの電気代の計算方法や、暖房で温度を1℃上げると電気代はどれくらい変わるのか、詳しく解説します。

エアコンを1時間つけた場合の電気代はいくら?

まず知っておくべきポイントは、エアコンの電気代は消費電力量と使用時間によって決まるということです。なぜなら、エアコンの1時間あたりの電気代の計算式は「消費電力(W)÷1000×電気料金単価(円/kWh)」だからです。
 
例えば、エアコンの消費電力が500Wで、電気料金単価が全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価の31円だとしましょう。その場合、1時間あたりの電気代は「500W÷1000×31円」で15.5円になります。
 
しかし、広い部屋用のエアコンの場合、消費電力も大きくなります。例えば、エアコンの消費電力が1500Wだったとすると、同じ時間だけエアコンを使っていても電気代は消費電力が500Wの場合の3倍になるというわけです。
 

消費電力量は気温差によって変わる

この時注意するべきポイントは、エアコンの消費電力量は設定温度と室内温度との差によって変わるということです。例えば、室内温度が15℃の状態で設定温度を20℃にした場合、その差はわずか5℃でしかありません。しかし、室内温度が10℃の状態からエアコンで20度まで上げようとすると、10℃温度を上げるために電力を消費しなければならないわけです。
 
そのため、その場合の方がより消費電力も多くなり、電気代もよりかかることになります。電気代を少しでも抑えたいという場合には、冬はなるだけ室内温度が下がらないように、夏はなるだけ室内温度が上がらないように工夫することが大切です。
 

設定温度を5℃上げると1ヶ月の電気代はどれくらい変わる?

環境省が推奨しているエアコンの設定温度は20℃です。また、JIS規格で定められた期間消費電力量の基準となる暖房の温度も、20℃とされています。そのため、もしもエアコンの設定温度を20℃で使うのであれば、先ほど紹介した計算式でおおよその電気代を知れるでしょう。しかし、20℃よりも高い温度にしたい場合には、その分の消費電力量を計算に入れなければなりません。
 
一般的に、エアコンの消費電力は温度を1℃上下することで約10%増えるといわれています。仮に20℃から25℃まで設定温度を上げれば、消費電力は50%増えるわけです。
 
ということは、先述した500Wのエアコンの場合、「500W×1.5÷1000×31円」で1時間あたり23.25円、8時間で186円かかる計算になります。1日8時間稼働し、1ヶ月を30日と仮定すると、5580円かかることになります。20℃の場合、同様の計算を行うと3720円になるため、1ヶ月で1860円もの差が生まれることになります。
 
逆にいえば、普段エアコンを25℃に設定している人は、20℃にすることで電気代を30~40%抑えられるというわけです。
 

節約したい人はなるだけ推奨されている設定温度に近づけよう!

暖房の電気代は消費電力量と料金単価によって決まります。また、暖房の電気代は20℃から1℃上げるごとにおよそ10%上がります。そのため、暖房の設定温度を25℃にした場合、電気代は1.5倍になるわけです。暖房の電気代を少しでも安く抑えたいという人は、環境省の推奨温度である20℃に設定しましょう。それでは寒いという場合にも、あまり温度を上げすぎないことが大切です。
 

出典

環境省 令和元年度「ウォームビズ」について
全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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