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「遮光カーテン」を購入したのに光が入る…!ホームページには「返金不可」とあるけど、どうにもならないの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月8日 1時30分

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ホームページから好きな商品を選んで購入できる便利な通信販売。しかし商品が届いてから、イメージしていたものとは異なることに気づくケースも考えられます。   例えば購入した遮光カーテンから光が入って、性能に満足できない場合、返品に応じてもらえるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。   独立行政法人 国民生活センターによると、通信販売ではクーリングオフ制度が適用されず、オーダーメードやセール品は「返金不可」と表示されていることが一般的のようです。   そこで今回は、遮光カーテンの性能が明らかにおかしい場合に、返品に応じてもらえるのかについて調べてみました。

イメージと違う! カーテンの通信販売で返品は認められる?

外からの光を遮断して、部屋全体の暗さを保つ遮光カーテン。日中でも部屋の中を真っ暗にできることから、夜勤で昼の時間帯に睡眠をとる方や昼寝をしたい方などにとって便利なアイテムです。
 
しかし通信販売で購入した遮光カーテンがイメージとは異なり、返品・交換をしたいというケースも考えられます。
 
カーテンの通信販売では、良品であるにもかかわらず、注文サイズの間違い、イメージとの違いなど購入者都合の返品・交換は不可としているケースが一般的です。オーダーメードやセール品も、返品不可とする店舗が多いようです。
 
不良品であるなど明確な理由がない限り、カーテンの通信販売で返品が認められるケースは少ないと考えられます。
 

光が入る遮光カーテン!? 商品テストの結果を提示して返品が認められたケースあり

オーダーメードの遮光カーテンを購入して、性能に満足できない場合に、返品に応じてもらえるのか疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。独立行政法人国民生活センターには、遮光等級が店頭表示と異なった遮光カーテンの返品が認められたケースについての資料があります。
 
遮光カーテンは、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会(NIF)が定める遮光等級に基づき、一般的に1~3級で遮光度合いが分かれていて、用途や目的に合わせて選べます。
 
相談者は、「遮光2級」と表示されていた小窓用の遮光カーテンを購入しましたが、曇りの日でも光が入って部屋が明るかったため、性能に疑問を抱いたようです。
 
そこで照度計を用いた遮光率の測定が実施されましたが、遮光率は99.6%で、遮光3級に該当することが判明しました。依頼センターがテスト結果を事業者に説明したところ、購入代金の返金と、当該品の販売中止が決定されました。
 

通信販売で遮光カーテンを購入する際の注意点

通信販売は、ホームページから好きな写真を選んで購入できて便利ですが、返品に関しては厳しいルールがあるため注意が必要です。
 
ホームページへアクセスして、注文ボタンのクリックや必要事項の入力をして購入の意思表示を明確に行う通信販売では、クーリングオフ制度は適用されない可能性があります。
 
事業者によって条件は異なりますが、返品の可否についてルールを設けている場合があります。通信販売で遮光カーテンを購入する際は、返品特約を確認して、どういったケースで返品が認められるのかを知っておくなら安心です。
 
また、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会(NIF)から許可されていることを証明する遮光マークの有無を確認して商品を選ぶことをおすすめします。
 

通信販売は基本的に返品不可! 遮光カーテンを購入する際は返品特約や遮光マークの有無を確認しよう

通信販売で遮光カーテンを購入する場合は、イメージが違うなど購入者都合による返品・交換はできないケースがほとんどです。しかし購入した遮光カーテンが光を通すなど、明らかに性能がおかしい場合に、第三者機関が検査を行って返品が認められたケースもあることが分かりました。
 
遮光カーテンの購入でトラブルを避けるために、通信販売業者の返品特約を確認しておくといいでしょう。またサイズや遮光マークの確認をして、間違った注文をしないように注意することが大切です。
 

出典

独立行政法人国民生活センター
通信販売はクーリング・オフできません
報道発表資料 相談解決のためのテストからNo.131 遮光等級が店頭表示と異なった遮光カーテン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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