時短・在宅のワーママですが、仕事中も子どもが気になり仕事が手につきません…… やっぱり辞めようと思うのですが、みんなはどのタイミングで辞めますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月26日 9時20分
共働き世帯が増加の一途をたどっている現在、出産しても時短や在宅勤務を利用して職場に復帰する女性も増え続けています。育児と仕事を両立する方に対するサポートも充実してきましたが、その一方で「やはり育児に専念したい」と退職を考える方もいるでしょう。 本記事では、ワーキングマザーが退職するきっかけや、育児をしながら仕事をし続けるためにできる工夫などを紹介します。
ワーキングマザーが退職するきっかけ
本項では、ワーキングマザーが退職するきっかけとなった出来事の一例を紹介します。近年は育児と仕事を両立できるよう、国や自治体、さらに会社独自のサポートも増えてきました。
また、夫婦それぞれの両親が育児や家事に協力してくれる家庭も多いでしょう。それでも、退職を選択する方は決して珍しくありません。
育児と仕事の両立に限界が来たとき
育児と仕事を両立させようとした結果、休息時間や自分のために使える時間が全くなくなり、心身ともに限界を感じるときに退職を決意するケースは多いです。
仕事の忙しさ、子育てのしやすさは千差万別です。「皆やっているのだから」と自分を追い込んでしまう方もいるでしょう。頑張りすぎた結果、心身の健康を崩してしまうケースもあります。また、子どもが1人目のときは何とか両立できたものの、2人目になったら無理になった方もいるでしょう。
子どもの成長を見守りたいと思ったとき
育児と仕事を両立しようとすると、どうしても子どもに関わる時間は短くなります。学校の行事に参加できない、子どもとじっくり向き合う時間が確保できないと悩んだ結果、退職を決意するケースもあります。
従業員の代わりはいますが、親の代わりは誰もいません。子どもとじっくり関われるのは親の特権です。また、子どもが自立したら経済的な負担が少なくなって、早めにリタイアするといったケースもあります。
会社の人間関係が悪くなった
育児と仕事を両立する場合、職場の同僚や上司、部下などの協力が欠かせません。しかし、職場の人間関係が良好でないと気持ちよく協力を頼めず、ストレスがたまりがちです。
職場によっては時短勤務や在宅ワークにも難色を示すところもあるでしょう。「嫌な思いをしてまで続けたくない」と退職を決意するケースも多いです。
ワーキングマザーが退職する前にできること
退職をすれば、今まで築いてきたキャリアが途切れてしまいます。また、子どもが小さいと再就職活動も難しくなりがちです。そのため、「退職が頭をよぎるけれど、ぎりぎりで踏みとどまっている」といった方もいるでしょう。
本項では、ワーキングマザーが育児と家事の両立に悩んで退職する前に仕事を続けていくために取れる手段について紹介します。
勤務形態を変える
勤務形態を変えることで、仕事の負担が減って育児との両立がしやすくなる可能性があります。例えば、フルタイムで働いている方ならば時短勤務にする、正社員で働くのが厳しい場合は雇用形態をパートに切り替えるなどです。
人手不足が多くの企業で問題になっている現在、実績がある方ならば会社も勤務形態の変更に柔軟に対応してくれる可能性があります。
ベビーシッターやファミリーサポートの活用
子どもが小さいときは、保育園のほかにベビーシッターを利用すると時間の融通が利きやすくなります。また、自治体によってはベビーシッターよりも安価で利用できるファミリーサポートを実施しているところもあるので、積極的に利用してみましょう。
親や兄弟のサポートが期待できない場合も、ベビーシッターやファミリーサポートを活用すれば、保育園からの送り迎えや、仕事をしている最中に子どもの面倒を見てもらうなどきめ細やかなサポートをしてもらえます。
配偶者に育休を取得してもらう
産後パパ育休(出生児育児休業)を利用すれば、夫は子の出生後8週間以内に4週間まで、2回に育児休業を分割して取得できます。労使協定を締結した場合、労働者が合意した範囲内で休業中の就業も可能です。
子育ては、子どもが小さいほど手間がかかります。産後パパ育休を利用すれば、子どもが最も手がかかる時期に夫婦同時、もしくは交代で育休を取れるので、育児の負担を減らせます。
退職する前に育児の負担を軽減する方法も考えてみよう
サポートがあっても、育児と仕事の両立は難しい場合も多いです。しかし、育児に専念するために退職してしまえば、今まで築き上げてきたキャリアも途切れてしまいます。
また、再就職も子どもが小さいほど難しくなりがちです。退職は最終手段と考え、夫婦で話し合って育児の負担を軽減する方法を考えてみましょう。自治体や国が行っているサポートも可能な限り利用してみてください。
出典
厚生労働省 育児休業制度とは
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「落選狙い」人気保育所だけ申し込み、育休給付延長目的の申請続出…厚労省が審査厳格化へ
読売新聞 / 2024年5月3日 11時46分
-
おうちカンパニーは、「働くママ・パパが輝く職場宣言」を発表します。育児中のママ・パパ社員の充実した人生をサポートします。また、「全国の子ども食堂様への応援活動を積極的に展開する」ことを宣言します。
PR TIMES / 2024年4月19日 11時15分
-
保育園に預けられなければ退職一択だったが…2001年に第一子を出産した女性がいま、「男性の育休黎明期」について思うこと【ライフキャリアコンサルタントが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月18日 15時15分
-
小1の壁…小学校入学前までは恵まれている日本の育児支援制度「制度があっても使えない」【ライフキャリアコンサルタントが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月15日 10時15分
-
資生堂、男性育休取得率100%を達成
PR TIMES / 2024年4月10日 17時45分
ランキング
-
1「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
2親を扶養に入れるメリット・デメリットを確認してみよう
マイナビニュース / 2024年5月7日 11時2分
-
3クルマのホイール「アルミ」と「スチール」どっちがいい? 足元を支える“重要パーツ”のメリット・デメリットとは?
くるまのニュース / 2024年5月7日 17時40分
-
4「サプリメント同士」の“のみ合わせ”リスク もっとも注意すべきは「同じような効果のものを何種類ものむ」ケース
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 16時15分
-
5死者をデジタルで復活させる「故人AI」が海外で急速に普及 「悲しみに暮れる人の社会復帰を妨げる」という懸念も
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください