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【プロ野球】1試合のボール代は「約17万円」!? ひんぱんに交換される理由とは? 交換後のボールの使いみちについても解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月1日 10時0分

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プロ野球は国内でも最も人気があるスポーツの1つです。シーズン真っ最中のいま、各球場で繰り広げられている熱戦が、地上波・BS・CSなどテレビ放送もされ、盛り上がりをみせています。観戦しているとさまざまなことが目に入ってきます。   例えば1試合に何度もボールを交換しているのを見て、「ボール代だけでいくらになるのか」など考えたことはありませんか? また、どのようなタイミングでボールが交換されているのかなど“小ネタ”を知っておくと、観戦がさらに面白くなるかもしれません。   本記事では、ボール1球の値段や交換するタイミングについて解説します。

そもそもプロ野球で使われているボールの値段は?

プロ野球の1軍で使われているボール「NPB12球団統一試合球オーセンティックボール」は1球3100円(税込)です。
 
ミズノから販売されているボールで、プロ野球でも使用されている高品質なボールです。硬式用の社会人試合球や高校練習球など他の野球試合球と比較しても、価格は倍近くなっています。
 
図表1はプロ野球以外の試合球の価格です。
 
図表1

社会人野球試合球 1584円
大学野球試合球 1584円
高校野球試合球 1232円

ミズノ公式オンライン 硬式用ボールを基に作成
 

プロ野球でボールが交換されるタイミングとは?

プロ野球ではさまざまなタイミングでボール交換がおこなわれますが、実際に試合を見てみるとかなりの高頻度といえます。
 
一般的にイメージしやすいのはファールボールなどでスタンドにボールが入ったり、ヒットを打ったりした際が挙げられるでしょう。このようにバットにボールが当たったタイミングでは、基本的にボール交換されると考えられます。
 
他にも、ピッチャーが投げたボールがワンバウンドした際などにも交換して、常にキズや土などがついていないボールを使うのが基本です。キズや汚れがついたボールは思わぬ変化がかかることがあり、意図しない投球になることもあります。
 
思わぬ曲がり方をしたボールが打者にぶつかったりキャッチャーが捕球できなかったりすることで、選手がけがをしないようボールの交換がおこなわれているのです。
 

1試合でどれくらいのボール代がかかる?

1試合でどれくらいのボール代がかかるかは、試合で使われるボール数に応じて異なります。
 
試合が始まってから試合終了までに、両軍合わせてアウトが54個必要です。1つのアウトを取るためにボール1球を交換したと仮定すると、1球3100円×アウト54個=16万7400円になります。
 
かなり高額な費用だと感じますが、試合終了まではヒットやファールが発生したり、ピッチャーが投げたボールがワンバウンドしたりするのは避けられません。
 
実際には54個よりも多くのボール数が必要になると予想されます。
 

交換されたボールは再利用されている

野球ボールは1試合の間に何度も交換されますが、交換されたボールについては練習用ボールやサインボールとして使われることが多いようです。
 
なぜ再び試合で使用しないのかというと、プロ選手の150km近い投球を硬い木製バットで打つため、硬式用ボールといっても壊れてしまうのは避けられないからです。
 
他にも、高校野球などのアマチュアに寄付されるなど、いろいろな方法で使用されているのも特徴です。日本野球機構(NPB)のオフィシャルグッズサイトでは、使用済み試合球が販売されることもあります。
 

まとめ

プロ野球では1試合中に数多くのボールが使用されており、ボール交換にかかる金額だけを見てもかなりの額になります。しかし交換されたボールについては、練習用ボールとして使われたり、販売されていたりするほか、アマチュアに寄付されるなど、きちんと再利用されているので安心してください。
 

出典

ミズノ公式オンライン NPB12球団統一試合球オーセンティックボール
ミズノ公式オンライン 硬式用ボール
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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