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【温泉にいこうよ。】メイクアップ・アーティストyUKIさん&emiNagiさん“ふたりのアート旅”。星野リゾートの温泉旅館 界 仙石原[後編]

fudge.jp / 2024年5月17日 16時30分

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日常を豊かにするのはお腹と心を満たす“おいしいもの”。自分でも何か作れたのなら、日々がもっと楽しくな...

メイクアップアーティスト・yUKIさんの旅模様を綴る連載企画「温泉にいこうよ。」がスタート。ふたり、ときどきひとりで日本各地に点在する温泉へ。その土地でしか体験できない“あたらしい”を見つけに。

アートと自然に包まれながら、五感をうるおす豊かな旅

古くから別荘地として栄え、美術館や博物館も多く点在する箱根・仙石原。「界 仙石原」は雄大な自然とアートの息づかいが感じられるアトリエ温泉旅館で、開業時には国内外の芸術家が滞在しながら創作活動を行う「アーティスト イン レジデンス」を開催。客室や館内では箱根の土地にインスパイアされて制作された数多くのアート作品を鑑賞できる。自然のエネルギーと鮮やかな感性から生まれたアートを心と身体に巡らせて、五感をうるおす。そんな豊かな旅のひとときを過ごしたい。

 

[旅する人]

yUKIさん|メイクアップ・アーティスト&ビューティーイノベーター

1990年渡仏、CHRISTIAN CHAUVEAUを卒業しディプロム取得。1998年帰国。ファッション誌やショー、広告で活動、女優・モデルからの指名でメイク担当することも。2009年には独自のメイクブラシブランド「yUKI MAKEUP」を立上げ、2019年「yUKI TAKESHIMA」としてリニューアル。その人本来の美しさを引き出すクリエイションに定評がある。Instagram: @yukimake

emiNagiさん|メイクアップアーティスト

さまざまな現場で培ってきた経験からナチュラルメイクはもちろん、モデルの魅力を最大限に活かすメイクや新鮮な色使いを得意とする。最近ではメイクアップアーティストの枠を超えて、メイクやコスメのアドバイザーとしても活躍中。Instagramでの自身の毎日のメイクアップリールも話題を呼んでいる。Instagram: @eminagi_mua

 

【DAY2】調った心と身体を感じながら、旅のご縁へ感謝

7:00 湖畔の風が吹き抜ける九頭龍の森で朝散歩

朝の散歩を楽しむために宿から足を伸ばし、芦ノ湖畔の樹木が数多く自生する緑豊かな自然公園の「箱根九頭龍の森」へ。園内に鎮座する「箱根九頭龍神社」はパワースポットとしても知られている。

「樹木のエネルギーを身体で感じながら、風が揺らす葉擦れの音に耳を澄ましたり、箱根の大自然に抱かれて、朝から元気をいただきました」(yUKIさん) 「夜の雨が朝には上がって、森に残った雨の雫が光を浴びている様子がとてもきれい」(emiNagiさん)

8:00 滋味深い山海の幸をいただく「ご当地朝食」

箱根という土地柄、海の幸と山の幸が贅沢に味わえる朝食。眼の前で焼き上げていただく「つくね芋のステーキ」、宿場街の格子をイメージした籠の中には小田原名物の練りものが並ぶ。具沢山の豚汁は小田原の老舗、加藤兵太郎商店の「いいちみそ」の白味噌を使用。麹の甘さが心身共に目覚めさせてくれる。その他にも柑橘系の爽やかな風味が詰まった湘南ゴールドのジャムやドレッシングなど、箱根の自然がもたらす恵みをたっぷりいただいて活力をチャージしたい。

9:30 お部屋の露天風呂で一日のはじまりを感じる

ゆったりと過ごしたい2日目の朝は、お部屋の露天風呂で湯浴みを。お部屋でも大浴場と同じ大涌谷温泉から引いたお湯を心置きなく愉しめるのが「界 仙石原」の魅力。テラスにあるお風呂からは、標高約700メートルの仙石原高原に広がる雄大な朝の景色が望める。テラスに差し込む新鮮な空気と光を浴びながら、新しい今日を迎える準備を調えて。

11:00 チェックアウトまで、のんびり館内巡り

地下2階、地上2階建ての「界 仙石原」。ギャラリースペースでもある「サロン」がある離れへ通じる路地は天空庭園のような趣で、丁寧にお手入れされた庭木からも季節の移り変わりが感じられる。宿泊者限定で開放されている「サロン」では、「アーティスト イン レジデンス」で滞在制作したアーティストによるエキシビションなどを開催。

11:30 一期一会のスペシャルなお土産選び

チェックアウトの時間まで、ショップでお土産を選ぶおふたり。店内にはアトリエ温泉旅館ならではのクリエイションあふれるアイテムが並び、作家ものの器や地元のアーティストが手がけた作品など、ここでしか出会えない逸品も。旅の素敵な想い出となるアート作品がきっと見つかるはず。

上:自宅へお迎えしたくなる小さなキャンバスの作品。【上段左から】宮塚春美氏、鈴木泰人氏、岡野里香氏によるもの。【下段左・右】鈴木泰人氏の作品。【下段中央】宮塚春美氏が描いたもの。下:小田原のガラス工房「ipada」の箸置きは、これから迎える夏にぴったりな涼やかなデザイン。

12:00 後ろ髪をひかれつつ、チェックアウト

仙石原の大地から湧き上がる温泉、山と海の幸を受け取って明日へのエネルギーをしっかりチャージしたyUKIさんとemiNagiさん。宿を出る頃には、足取りも軽く気分も晴れやかに。

 

TIPS FOR TRAVEL|旅服コーディネート&メイク事情

旅もおしゃれも大好きなyUKIさんとemiNagiさん。2日目の旅スタイルとメイクのこだわりをご紹介。

 

[DAY2|yUKIさん編]

✔︎旅服コーディネート

「1日目とガラッと気分を変えたかったので、黒をベースにトレンドの赤を差し色にして、シアーなチュールワンピースを重ねました。イメージは大人のハード&スウィート。“いつでもファッションを感じていたい”それが自分にとっての大切なマインドでもあるので、旅先でもおしゃれを存分に楽しみます」

・ジャケット/ジョンローレンスサリバン
・トップス/MM6 メゾン マルジェラ
・ワンピース/ザラ
・デニム/グッチ
・スニーカー/メゾン マルジェラ
※すべて本人私物。現在は販売を終了している商品もあります。

✔︎旅メイク

「メイクにもトレンドカラーの赤系をリンクさせています。アイブロウにはボルドー系の色を重ねて、ピンクのチークでほんのりハードさを添えて。大人のビタースウィートなメイクです」

・フェイスカラー/BISOU ダイヤモンドクロウ〈luna〉
・アイブロウ/THREE アドバンスドアイデンティティ ブラウンシェーピングデュオ X01
・チーク/THREE グラムトーンカラーカスタード 08 CIAO BELLA
・マスカラ/Hermès マスカラ〈トレ ドゥ エルメス〉ボリューム 03 ルージュH
※現在は販売を終了している商品もあります。

 

[DAY2|emiNagiさん編]

✔︎旅服コーディネート

「素材やデザインで遊んだブラックコーディネートです。九頭龍神社にお参りへ伺う予定を立てていたので、遊びのある素材感のパンツ、トップスにはジャケットとビスチェを重ねて、シックな雰囲気に」

ジャケット/アキラナカ
ニット/シーエフシーエル
ビスチェ/アーニーパロ
パンツ/メクル
スニーカー/アディダス
帽子/エントワフェイン
※すべて本人私物。現在は販売を終了している商品もあります。

✔︎旅メイク

「東京へ戻るというリアルもある2日目のメイクは、ナチュラルに仕上げたベースにキリッとした印象に映るよう、アイラインを引いた目元がポイントです」

・アイシャドウ/ADDICTION ザ アイシャドウ パレット107 Authentic Nude
・アイライン/UZU アイ オープニング ライナー グレー
・リップ/rms beauty レジェンダリー セラム リップスティック メラニー
※現在は販売を終了している商品もあります。

 

CROSS TALK|旅を終えて。

ふたりで一緒に旅をするのは初めてだったというyUKIさんとemiNagiさん。今回の湯治旅で感じたことを振り返る、おふたりのクロストークをお届け。

emiNagi:仙石原を訪れるのは初めてだったんですが、お部屋の大きな窓から見える山の稜線がとってもきれいで。大自然を体で感じて、ずっと眺めていたいなと思いました。時間を忘れそうです!

yUKI:私も仙石原のお宿に泊まるのは初めてだったんだけれど、温泉について学びたいと思っていたタイミングだったから、今回の旅にはとてもご縁を感じていて、その旅のパートナーがemiNagiちゃんでとっても嬉しい。ひとり旅も大勢でわいわい行く旅もそれぞれに魅力があるけれど、ふたりでのんびり過ごす旅はやっぱりいいもんだね。

emiNagi:お食事も美味しかったですね。どのお料理も手が込んでいて、お出汁の味が身体に沁みました。日本人に生まれてよかったって思える瞬間でした。

yUKI:普段は何かをしながらほかの何かもする、ふたつ以上のことを同時にすることが習慣のようになってしまっているけれど、旅に出るとお食事の時間はお料理を味わうことに集中したり、外の美しい景色に魅力されて、いつまでも眺めていたり。眼の前のことだけに向き合って過ごすこと、いまここにいる感覚を大切にしたいって思える旅だったな。

emiNagi:手ぬぐいのワークショップも時間を忘れるくらい無心になって没頭しちゃいました。子どもの頃って、毎日があんなかんじでしたよね。大きな空に浮かぶ雲が形を変えながら流れていくのを眺めていると、時間の移り変わりをダイレクトに感じられて、これからまた季節が巡って、眼の前に広がっている風景も変わって映るんだろうなって。朝のお散歩のときも森の葉をトリミングするように雨露がきらきらと光っていて。小さなものにも意識が向くようになりました。

yUKI:都会のスピードに乗って、自分自身のマインドを鼓舞することもときには必要だけれど、そういった日常から離れて眼の前のことだけに集中してクールダウンさせることも大切。そして旅にはそういった素敵な効果があるんだと思う。これからも旅で受けとった心地よい刺激を巡らせていけるといいね。

emiNagi:今回の旅では大自然との繋がりを感じられて、自分もその一部なんだって改めて思えました。

yUKI:また、ふたりで一緒に旅しようね。楽しい時間をありがとう。

emiNagi:こちらこそありがとうございました!

今回のお宿は…「界 仙石原」

古くから別荘地として親しまれ、美術館や博物館が点在する箱根仙石原。この地で芸術家の息づかいに触れながら、大自然を満喫できるアトリエ温泉旅館。全室露天風呂付きで、温泉に浸かりながら仙石原の雄大な絶景を望める。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-359
電話:050-3134-8092(界予約センター)
アクセス:(電車)箱根登山鉄道・強羅駅より車で約15分(車)東名高速道路・御殿場ICより約20分
料金:1泊2食つき61,000円~(2名1室利用時の1名料金 サービス料・消費税・入湯税すべて込)
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaisengokuhara/

 

✔︎より道スポット|九頭竜神社(本宮)

左:「界 仙石原」へ滞在したら、ぜひ立ち寄りたいのが箱根九頭龍の森に鎮座する九頭龍神社 本宮。芦ノ湖の守護神、九頭龍大神をお祀りする神社で、昔から「九頭龍さま」と親しまれ、商売繁盛、金運守護、心願成就、良縁成就などへの御神徳が高い龍神様として知られる。朱色の鳥居が湖面に映る風光明媚な景色を眺めながら、湖畔ウォーキングもおすすめ。晴れやかで清々しい気分を味わえる。

右:神社巡りが好きなyUKIさんとemiNagiさんの御朱印帳。訪れた旅先の神社へお参りするのも楽しみのひとつ。

 

自然とアートに触れた豊かな湯治旅。ゲストのemiNagiさんと一緒に仙石原の大地に身を委ね、明日への英気を養ったyUKIさん。次回の旅は新緑の季節を迎える「界 加賀」。1300年の歴史を誇る山代温泉、伝統文化や民芸の魅力などをお届けします。お楽しみに!

 

photograph:Makoto Shamura
design:Atsushi Aihara
text:Ayako Watanabe
edit:kiitos.

 

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