悪コンディションでタフさも示したU-15日本代表候補、高校生との練習試合で1勝1敗
ゲキサカ / 2015年3月1日 23時12分
神奈川県内で合宿中のU-15日本代表候補は1日、2試合のトレーニングマッチを行い、湘南ベルマーレユースに0-1で敗れたが、厚木北高を1-0で下した。
2月20日から23日まで大阪府で開催された西日本メンバー中心の候補合宿に続き、U-15日本代表は2月27日から東日本中心のメンバーで候補合宿を実施している。対外試合2試合が組まれたこの日、U-15代表候補はそれぞれの試合でフィールドプレーヤー24名全員を起用(GK4人は45分ずつプレー)。メンバーを繰り返し入れ替えながら、試合を進めた。湘南ユース戦で90分間振り続けていた雨は、3時間後に開催された厚木北戦でさらに強さを増した。ショートパスが3m先で止まるような悪コンディション。特に2試合目では冷たく強い雨の中、タフさが求められる戦いだったが、その中で2000年生まれ以降の“ゼロゼロ・ジャパン”の選手たちは逞しく戦い抜いて白星を挙げた。
1試合目の湘南ユース戦の前半は、年上の相手に押し込まれる展開となった。FW中村敬斗(三菱養和SC巣鴨ジュニアユース)がPAへ入っていくシーンもあったが、なかなか高い位置までボールを運べず、守勢となる我慢の展開。それでも出足のいい守りでピンチの芽を潰すCB池田蓮(札幌U-15)が健闘し、敵陣でインターセプトした右SB白土大貴(浦和ジュニアユース)を起点にショートカウンターへ持ち込むシーンもあった。前半15分にはサイドを個で破られて決定的なヘディングシュートを許したが、右MF町田福人(Nagoya S.S.)が1タッチパス、角度をつけた展開など配球よく攻撃を組み立てるなど反撃する。そして前半終了間際、FW棚橋尭士(横浜FMジュニアユース)がいい形でのカットから右足シュートへ持ち込んだ。また守備面ではボールを支配され、仕掛けられる回数が多かったものの、ゴール前でDF陣が身体を張るなど前半を0-0で折り返した。
メンバーが全て入れ替わった後半は相手がメンバーを落としたこともあり、U-15代表候補が押し込んで試合を進める。3分、PAやや外側で上手くDFを外したMF平川怜(F東京U-15むさし)の右足シュートがゴールを捉える。13分には強引な仕掛けを見せたFW宮代大聖(川崎F U-15)がそのまま独力でフィニッシュまで持ち込んだ。平川をはじめ、攻守両面において1対1で健闘したU-15代表候補は敵陣で何度もボールを引っ掛け、仕掛けやクロス、相手の背後を狙う回数を増やしていく。
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