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大宮は決定機を生かせずに10人の札幌と分ける

ゲキサカ / 2015年3月30日 0時12分

大宮は決定機を生かせずに10人の札幌と分ける

[3.29 J2第4節 大宮1-1札幌 NACK]

 J2は29日、第4節を各地で行い、NACK5スタジアム大宮では大宮アルディージャとコンサドーレ札幌が対戦した。ともに開幕から2勝1敗で迎えた両チームの激突は、大宮が優勢に試合を進めたものの、決定機を生かせずに後半16分から10人になっていた札幌と1-1で引き分けている。

 大宮はチーム内得点王でもあるDF河本裕之がコンディション不良で欠場。開幕戦で先発したDF横山知伸が最終ラインに入った。対する札幌もFW都倉賢がベンチ外。出場停止明けのFW宮澤裕樹が先発入り。GKもク・ソンユンに代わり、GK金山隼樹が今シーズン初先発している。
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 序盤はホームの大宮が攻勢になる。前半6分、セットプレーの流れから攻め残っていたDF菊地光将がボレーでゴールを狙うが、シュートは枠を捉えられない。同7分には自陣から菊地がロングボールを入れると、札幌DFが競ったボールを拾ったMF横谷繁がMF泉澤仁にパス。泉澤が胸トラップからボレーでゴールを狙ったが、これはGK金山に阻まれる。これで得たCKからFW富山貴光がヘディングでゴールを狙ったが、右に逸れて行った。12分にも大宮は右サイドの横谷のクロスにFW清水慎太郎がヘッドで合わせたが、GK金山の正面を突いて得点を挙げられない。

 ところが前半14分、札幌はMF稲本潤一のロングパスを受けたMF古田寛幸のドリブルからCKを得ると、このCKの際にPA内で稲本と宮沢が富山に倒されてPKを獲得。これをFWナザリトがゴール左に決めて、アウェーの札幌が1点をリードした。リズムをつかんだ大宮は、この直後にもゴール前で宮澤が最終ラインの裏をとり、GK加藤順大と1対1になるが、シュートは力なく加藤にキャッチされた。

 失点でリズムの狂った大宮も、最終ラインから前線にロングボールを送り、反撃に出る。前半25分には相手DFが競ったこぼれ球を拾った富山がドリブルを仕掛け、ファウルを誘発。FKを得ると、横谷がGK金山の逆を突いて直接ゴールに決め、試合を振り出しに戻した。追いついて勢いの出た大宮は、29分にもCKの流れからMFカルリーニョスがゴールを狙うが、DFパウロンにブロックされて得点できない。

 札幌3バックのサイドを突く大宮は、34分にも右SB渡部大輔がスペースに入り込んでボールを受け、ゴール前にクロスを入れる。懸命に戻ったパウロンがクリアーしたが、この形からチャンスをつくった。対する札幌も43分、CKから稲本がヘディングでゴールを狙ったが、GK加藤の好セーブに阻まれ、こちらも得点できない。このまま前半は1-1で折り返した。

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