青森山田は選手権サブ組たちも“プロ予備軍”相手に力発揮誓う、先発濃厚のCB工藤「楽しみ」
ゲキサカ / 2017年1月18日 22時20分
選手権の分まで暴れ回る。イングランド遠征中の青森山田高は今回、GK廣末陸やMF高橋壱晟ら選手権の先発4人を欠く陣容。現地時間18日午後には“プロ予備軍”のナイキアカデミーとトレーニングマッチを行う予定だが、選手権でサブ組だった選手たちが強い意気込みを見せている。
CB工藤聖人は全国高校選手権決勝で後半アディショナルタイムから出場。日本一の瞬間をピッチ上で体感した。「自分、(青森山田中から通じて青森山田でのサッカー生活が)6年目だったんですけど、全てが報われたというか、すっきりした状態で終われました」と喜ぶ。選手権直前までは先発への意欲も持っていたというが、大会開幕後は控えという立場を理解し、チームをサポート。その中で自分が出場した時はどのようなプレーをすべきか、考えていたという。
今回のイングランド遠征は主軸の2年生CB小山内慎一郎が不在ということもあって、先発出場が濃厚。選手権の分もピッチで存分に走り回るつもりだ。「選手権で出られなかった分、楽しみですし、相手は格上。体格見ても自分よりも大型なので、自分の通用する部分を見つけて、これからに繋げていきたい。CBなんで絶対にゴールを守るということと、個人的にはカバーリングが得意なのでポジションニングで他の仲間をカバーできたらいい」と力を込めた。
今回指揮を執る上田大貴コーチも「選手権でサブを経験した子たちがこういうところで力を発揮してくれればと思います」と期待。工藤のほか、FW佐々木快やMF小堀雄大のナイキアカデミー戦先発が有力で、DF新村隆司やDF中山純希、DF新井健太郎、MF永島卓徒、FW黒田凱も出場、活躍へ意欲。下級生のGK坪歩夢とGK飯田雅浩、サポート役の伊藤翼含めて全員でプロへ進んだ選手たちの穴を埋めて、チームにプラスアルファを生み出す。
(取材・文 吉田太郎)
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