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絶好機に決め切れず…川崎FのMF阿部「ふがいない」

ゲキサカ / 2017年2月23日 2時52分

悔しさをあらわにするMF阿部浩之

[2.22 ACLグループリーグ第1節 川崎F1-1水原三星 等々力]

 悔やんでも悔やみ切れなかった。1-1で迎えた前半36分、川崎フロンターレは敵陣で相手のトラップミスを奪ったMF中村憲剛が縦パスを入れ、FW小林悠が横に流すと、ゴール前にフリーで走り込むMF阿部浩之が右足で狙い澄ましたシュートを打ったが、わずかにゴール右へ外れた。

「個人的に決めるチャンスがあった。決めていればチームは楽になっていたと思うし、あそこはモノにしないといけない」

 今季、G大阪から完全移籍で加入。「魅力的なサッカーをする川崎にあこがれて加入を決断した」と、自身初の移籍に踏み切った。ポジションは4-4-2の右サイドハーフ。前半15分にも右足でミドルシュートを放つなど、中に絞り気味のポジションを取ってチャンスに絡んだが、後半は徐々に試合の流れから消え、後半27分に交代した。

「やっていてもそんなにいい感触はなかった。もっと詰めないといけない」。消化不良に終わった移籍初戦。「チャレンジしたい気持ちで移籍したし、そういう意味でふがいない。全然いいプレーができなかった」と悔しさを隠さなかった。

 中2日でJ1開幕戦の大宮戦(NACK)が待っている。「へこんでいても仕方がない。何がいかんかったか考えて、次の試合に生かしたい」。阿部は自分に言い聞かせるように顔を上げた。

(取材・文 西山紘平)
●ACL2017特設ページ

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