浦和、渡邊凌磨&サンタナの移籍後初ゴールでホーム初白星!! 福岡は元イラン代表FWが豪快ミドル弾も初連敗
ゲキサカ / 2024年3月30日 20時56分
[3.30 J1第5節 浦和 2-1 福岡 埼玉]
J1リーグは30日、第5節を各地で行い、浦和レッズがアビスパ福岡を2-1で破った。前半に福岡の新加入FWシャハブ・ザヘディに先制ゴールを決められたが、後半にDF渡邊凌磨とFWチアゴ・サンタナの加入後初ゴールで逆転。今季のホーム初白星を飾った。一方、福岡は今季初の連敗となった。
国際Aマッチウィーク明け最初のJ1リーグ戦。浦和は前節の湘南戦(△4-4)から先発3人を入れ替え、MF岩尾憲とMF大久保智明が今季初先発を果たし、T・サンタナも先発復帰した。対する福岡も前節のFC東京戦(●1-3)から先発5人を変更。DF宮大樹、MF松岡大起、ザヘディが今季初先発となった。[スタメン&布陣]
序盤の主導権を握ったのは浦和。前半5分、FW前田直輝が鋭い突破から斜めのパスを左に出し、大久保のスルーパスに渡邊がオーバーラップ。クロスにサンタナが頭で合わせたが、枠を外れた。同7分には縦パスを受けたサンタナが前を向き、ミドルレンジから左足一閃。これはGK永石拓海に弾かれたが、立て続けにビッグチャンスを迎えた。
その後は福岡がペースを取り戻し、拮抗した展開が続く中、前半28分に試合が動いた。福岡はDF湯澤聖人が右サイドに展開し、渡邊のトラップミスを誘うと、これをザヘディが受けてドリブルを開始。右にMF紺野和也も開いていたが、ザヘディはミドルレンジから左足を振り抜き、地を這う強烈なシュートをゴール右隅に突き刺した。元イラン代表のザヘディは加入後2試合目で初ゴールを決めた。
一方、ビハインドとなった浦和は前半43分、DF酒井宏樹のエリア内を狙ったロングパスを前田が頭で落とし、大久保がゴール前に侵入。決定的な場面だったが、シュートを良い形で打ち切れず、DF田代雅也にブロックされた。またこぼれ球を拾ったMFサミュエル・グスタフソンのミドルシュートも永石のファインセーブに阻まれた。
後半は一転して浦和が勢いを出し、安定したボール保持から分厚い攻撃を展開。同14分には大久保に代わってU-23日本代表のDF大畑歩夢を左SBに入れ、渡邊を左ウイングの位置に上げると、同17分には渡邊がサンタナとのワンツーからGK永石を強襲する惜しいシュートを放った。
そして後半20分、ついに浦和がこじ開けた。全員が敵陣に入ったビルドアップから右サイドに展開し、酒井が鋭いクロスボールをゴール前に送ると、ファーサイドで渡邊が反応。相手守備陣の背中を取って右足ボレーで合わせ、ワンタッチで押し込んだ。FC東京から今季加入の渡邊はこれが移籍後初ゴールとなった。
さらに浦和は後半24分、DF佐藤揺大の縦パスを受けた岩尾が右サイドにロングフィードを送ると、これを相手の背後で受けた前田がカットインからクロスを配球。カバーに入った福岡DF井上聖也の腕に当たった。荒木友輔主審は一時、プレーを流したが、VARの介入を受けて判定を変更。浦和にPKを与えた。
浦和はキッカーのDFアレクサンダー・ショルツが負傷離脱中のため、代役を務めたのはサンタナ。右上に力強く決め、加入後初ゴールが逆転弾となった。なおも攻める浦和は終了間際、FW興梠慎三とのパス交換からMF中島翔哉が決定機を導いたが、シュートは永石がスーパーセーブ。だが、このままタイムアップを迎え、ホームで勝ち点3を掴んだ。
(取材・文 竹内達也)
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