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GK西川破る豪快ミドル弾!! 初先発で攻守に君臨した福岡FWザヘディ「良い感触でプレーできている」

ゲキサカ / 2024年3月31日 21時6分

アビスパ福岡FWシャハブ・ザヘディ

[3.30 J1第5節 浦和 2-1 福岡 埼玉]

 Jリーグ史上初のイラン人ストライカーが本物っぷりを見せつけた。アビスパ福岡FWシャハブ・ザヘディは浦和戦の前半28分、右サイドで相手のトラップミスを拾うと、そのままゴール前に持ち運び、ミドルレンジから左足一閃。地を這うような豪快なシュートを元日本代表GK西川周作が守るゴール右隅に突き刺した。

 右サイドではフリーのMF紺野和也がパスを待っていたが、左足を思い切り振り抜いた。「点が取れるんじゃないかと思った。打ったらチャンスじゃないかなと思った」。最初はパスの選択肢もよぎったというザヘディ。それでも放ったシュートの威力とコースを考えれば、これ以上なく正しい判断だった。

 またこの日は守備での貢献度も高かった。前半は3トップの中央のようなスタートポジションながら、守備時はやや低い位置を取って浦和のアンカーMFサミュエル・グスタフソンをケア。相手に思い通りのビルドアップをさせず、チームに優位な展開をもたらしていた。

 Jリーグ加入直後の外国籍選手にとって、守備組織への順応は大きな壁になり得るポイント。ザヘディ自身もこれまでプレーしてきたイラン、ウクライナなどのリーグと比較して「違いは強度の高さと(攻守の)切り替えの速さが挙げられる」と適応の必要性を口にする。

 ただ、この日の守備には「ここ数日、守備はトレーニングからかなり取り組んできた。プランを持って臨んだ試合だったし、前半はうまくいったと思う」と手応えを感じていた様子。後半14分の交代後に2失点を許したことで試合には敗れ、「結果は求めていたものではなかった」と肩を落としたが、個人で見れば攻守に優れたパフォーマンスだった。

 試合後の記者会見では長谷部茂利監督も「シュートもセンスがありますよね。タイミングもいいし、ボールもいい。ゴール前でもう少しボールが入れば点数を取れたという思いがある。でも得点を挙げてリードしてくれたので非常に良い働きをしてくれたと思う」と賞賛を惜しまなかった。

 イラン代表経験も持つザヘディは今月7日に獲得が発表され、国際Aマッチウィーク直前の前節・FC東京戦で後半14分からJリーグデビューしたばかり。同37分にはペナルティエリア内での粘り強さからMF松岡大起にパスをつなぎ、初アシストも記録しており、これで2試合通算1ゴール1アシストとなった。「アビスパに加入して以来、良い感触でプレーできている」。そんな28歳には今後も大きな活躍が期待できそうだ。

(取材・文 竹内達也)
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