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ウズベキスタンが初五輪に王手! 2年前U-21日本を撃破した世代が中心…サウジ撃破で準決勝インドネシア戦へ

ゲキサカ / 2024年4月27日 14時30分

ウズベキスタンがパリ五輪出場に王手

[4.26 AFC U23アジア杯準々決勝 ウズベキスタン 2-0 サウジアラビア ドーハ]

 AFC U23アジアカップ2024は26日に準々決勝を行った。U-23ウズベキスタン代表とU-23サウジアラビア代表の対戦は、ウズベキスタンが2-0で勝利。29日の準決勝では、韓国を破ったインドネシアと対戦する。

 前回大会の決勝カードが準々決勝で再現された。前回大会の開催国で、前回準優勝のウズベキスタンはグループリーグ3連勝で首位通過。初のオリンピック出場に向けて、準決勝進出を目指す。前回王者のサウジアラビアは2勝1敗の2位で決勝トーナメントへ。多くのA代表選手を抱える両チームは、2年前のU23アジア杯の経験者も多く、今回のU-23日本代表の選手と戦った選手も多く参戦している。

 ウズベキスタンは4-3-3の布陣。GKはアブドゥバヒド・ネマトフ、4バックは左からDFイブラヒムカハイル・ユルダシェフ、DFアリベク・ダブロノフ、DFアブドゥコディル・クサノフ、DFムハンマドコディル・ハムラリエフ。アンカーはMFアブドゥラウフ・ブリエフ、インサイドハーフは左がMFディヨル・ホルマトフ、右がMFジャスルベク・ジャロリディノフ。前線3人は左からMFアボスベク・ファイズラエフ、FWフサイン・ノルチャエフ、FWルスランベク・ジヤノフが並んだ。

 サウジアラビアは4-4-2の布陣。GKはモハンメド・アルアブシ、4バックは左からDFザカリア・ハウサウィ、DFライアン・ハメド、DFメシャル・シブヤニ、DFモハンメド・アブアルシャマット。2ボランチはMFファイサル・アルガムディとMFエイド・アルムワラド。左サイドにMFアハメド・アルガムディ、右サイドにFWハイタム・アシリ。2トップはFWアブドゥラー・ラディフとMFアイマン・ヤハヤが入った。

 ウズベキスタンは2年前に日本撃破の2得点を挙げたジャロリディノフとノルチャエフが中心となって攻め立てる。前半45分間は両者激しく削り合い、拮抗状態のまま試合は進んだ。

 均衡が崩れたのは前半アディショナルタイム2分過ぎ。ジャロリディノフが左サイドに展開すると、ファイズラエフがダイレクトで折り返す。スルーパスに反応したノルチャエフがPA内でGKモハンメド・アルアブシをかわし、無人のゴールに流し込んだ。

 前半はウズベキスタンが1-0のリードで折り返す。後半も激しい削り合いが続くと、サウジアラビアは後半25分にヤハヤが2回目の警告で退場処分となった。

 後半39分、ウズベキスタンが試合を決める。サイドからボールを運び、PA手前に戻すと、ブリエフが右足ミドル。GKアブアルシャマットのはじいたこぼれ球を途中出場MFウマラリ・ラクモナリエフが頭で押し込んだ。

 ファウル連発で試合が止まり続けたため、後半のアディショナルタイムは16分。2-0のリードを守ったウズベキスタンが試合を締め切り、4大会連続のベスト4。初の五輪出場に王手をかけた。

(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2024特集●パリオリンピック(パリ五輪)特集

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