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“名古屋U-18最強世代”MF榊原杏太が大学経由でJ1デビュー! 舞台は“因縁の地”埼スタ「勝って上書きしたかった」

ゲキサカ / 2024年4月28日 21時8分

MF榊原杏太(写真左)

[4.28 J1第10節 浦和 2-1 名古屋 埼玉]

 立正大から今季名古屋グランパスに加入したMF榊原杏太はJ1第10節・浦和戦の後半36分、MF稲垣祥に代わって右シャドーで途中出場し、J1リーグ戦初出場を果たした。17日のルヴァン杯・大宮戦(◯2-0)での先発デビューに続き、プロサッカー選手としてのステップをまた一歩踏みしめた。

 舞台は42265人の大観衆が集まった埼玉スタジアム2002。「人も入っていたし、ああいう中でサッカーをやれる喜びを実感した」(榊原)。0-2のビハインドだったこともあり、「負けていたので自分が点を取るところ、攻撃の起点になるところを意識」しながらピッチに立った。

 前線にはすでにFWパトリックが投入されていたこともあり、攻撃は高さを活かしたロングボールが中心で、榊原が仕掛けやすい展開ではなかった。それでも後半41分には積極果敢なシュートにもトライ。また同アディショナルタイム2分にはFKのキッカーも務め、一矢報いるゴールにつながるCKを獲得した。

「試合展開的にも時間帯的にもちょっと長いボールが増えている時間帯だったので、セカンドボールを拾ってシュートというところを意識していた。仕掛けるところはなかったけど、チームのやっていることを考えながらやれたと思う」。15分間足らずのプレータイムを考えると、一定の手応えが残るデビュー戦となった。

 それでも自身のプレーに満足しているわけではない。

「チームが勝たなかったら意味がない。自分のプレーを出せる部分もあったし、出せない部分もあった。時間帯的に相手も疲れていたので。スタートで出るためにはああいう短い時間でももっと自分のプレーをして、アピールしないとスタートからとはならない。もっとアピールできるようにしたい」

 また榊原にとって埼玉スタジアム2002は因縁の地。名古屋U-18時代の2019年12月15日、高校年代最高峰の高円宮杯プレミアリーグファイナルに大卒同期プロ入りのMF倍井謙(名古屋)、MF田邉光平(山口)、DF牛澤 健(水戸)、MF村上千歩(甲府)らと出場したが、青森山田高と激しい点の取り合いを繰り広げながらも2-3で敗れ、高校3冠の偉業を逃しており、悔しい思い出を払拭したいという思いがあった。

「相手も違うし関係があるわけじゃないけど、ここのスタジアムには思い入れがあった。勝って上書きしたかったけど、なかなかチャンスを作れなかったし、もっとできたなという悔しさがある」

 それでも5月は間近に控えるゴールデンウィークの連戦に加え、中旬以降もミッドウィークのリーグ戦やルヴァン杯が予定されていることから、ここからが出番を掴む絶好のチャンスだ。

 名古屋では倍井が先にデビューと初ゴールを記録し、いまや欠かせない戦力となっているが、「焦りはなくて、謙がチャンスをモノにして試合に出て、自分はチャンスをモノにできずに出られなかっただけ。ルヴァンであったりのチャンスをモノにすればJリーグに繋げてくれる監督なので、日々の練習から意識してやってい」と榊原。自身の記念すべきデビュー戦を経て「何度も何度もチャンスが来るわけじゃないし、一回一回のチャンスを大事にしないといけない」と決意を新たにしていた。

(取材・文 竹内達也)
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