伊東純也がスーパークロスで今季7アシスト目も…スタッド・ランスはドローで6戦勝利なし、欧州カップ戦出場可能性消滅

FW伊東純也は今季7アシスト目

[5.10 リーグアン第33節 ブレスト 1-1 スタッド・ランス]

　スタッド・ランスのFW伊東純也は10日、リーグアン第33節のブレスト戦にFW中村敬斗とともに先発出場して1アシストを記録した。チームは1-1で引き分けて6試合勝利なしとなり、来季欧州カップ戦の出場可能性が消滅した。

　スタッド・ランスは今月2日、ウィリアム・スティル監督とニコラ・スティルコーチが即日退任することを電撃発表。5試合勝利なしで3連敗中だが、残り3試合での監督交代に衝撃が走った。今節からはサンバ・ディアワラコーチが暫定監督として指揮を執っている。

　新体制での初戦となったブレスト戦は、シュートシーンを作れずに時間が経過する。それでも前半25分、伊東がハーフウェーラインを越えたところでボールを受けると、ゴール前にアーリークロスを送る。ボールはGKとDFの間を突く完璧なコースに飛び、MFマーシャル・ムネツィがダイビングヘッドで合わせて先制点を獲得した。伊東は今季7アシスト目となった。

　前半37分には中村が左サイドをドリブルで持ち運び、中にタッチすると素早く右足を振り抜く。これは相手選手に当たって枠の右に逸れた。このCKを伊東が蹴ってニアに走った中村が頭で合わせるも、枠の上に外れた。

　1点リードで試合を進めるスタッド・ランスだったが、前半のラストプレーでFKからDFリリアン・ブラシエに決められ、追いつかれる。1-1で前半を終了した。

　後半22分、中村はMFレダ・カドラとの交代でピッチを後にする。ただスタッド・ランスは初のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場を目指すブレストに押し込まれる時間が続き、なかなかチャンスを作ることができない。

　逆転こそ許さなかったが、スタッド・ランスも得点できずに試合終了。1-1の引き分けで6試合勝利なしとなり、6位以下が確定して来季の欧州カップ戦出場の可能性が消滅した。スタッド・ランスは15日に延期分のマルセイユ戦、19日に最終節のレンヌ戦とホームの連戦を行ってシーズンを終了する。
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