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ACL最終決戦控える横浜FMでCBの負傷者続出…流血後もプレー続けた上島拓巳「責任と覚悟を持ってUAEに行きたい」

ゲキサカ / 2024年5月19日 21時49分

横浜F・マリノスDF上島拓巳

[5.19 J1第15節 FC東京 1-1 横浜FM 味スタ]

 横浜F・マリノスは敵地でFC東京に1-1で引き分け、J1リーグ戦で6試合勝利のないままAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の最終決戦に挑むことが決まった。また試合中にはCB陣に新たな負傷者が出てしまい、クラブ史上初のアジア制覇に向けて最後の試練が立ちはだかっている。

 アクシデントが起きたのは前半30分すぎ、バックパスを空中で処理しようとしたDF上島拓巳とDF渡邊泰基が衝突し、両選手ともピッチに倒れ込んだ。頭部から流血があった上島はテーピングを巻いてピッチに戻ったが、渡邊は頭部が動かないように固定できる担架でピッチ外へ。脳震盪の疑いがあるとして、交代枠を使わない特別ルールでの交代となった。

 主力CBのDF畠中槙之輔、DFエドゥアルドが11日のACL決勝第1戦で負傷していたこともあり、この日は控えCBが不在。中盤を補充してMF喜田拓也をCBに回し、難局を乗り越えた。だが、もし渡邊が脳震盪と診断されれば、所定の復帰プログラムに伴い25日に敵地で行われるACL決勝第2戦も欠場となるため、スクランブル態勢を強いられることになりそうだ。

 そうした中で期待が高まるのは、流血しながらもプレーを続けた上島だ。この日の試合後には、負傷シーンを「お互いが譲ってしまって失点につながってしまうことだけは避けたかった。僕もそうだし、渡邊選手もそういう気持ちでボールに触りに行く決断をした」と振り返りつつ、「彼のためにもピッチに立って、自分がやらなきゃいけないなと感じた」と渡邊への想いを口にしていた。

 上島はACL準決勝第2戦・蔚山現代戦で一発退場処分を下されており、アルアインとの第1戦は出場停止で欠場。もし第2戦でピッチに立てば、不慣れな中東のチームを初対戦で阻む役割が託される。それでも上島はスタンドから見つめた決勝第1戦の光景を思い返しながら、ピッチに立つという決意を強い言葉で示した。

「あの雰囲気の中でピッチに立ちたい悔しさは上から見ていて持っていたけど、優勝を決める重要な試合に立てる可能性があることはポジティブに捉えている。自分が一番状態がいいと思うので、その責任と覚悟を持ってUAEに行きたい」

 J1リーグ戦では6試合勝ちなしと不調の最中だが、「どのチームもレベルが拮抗していて、マリノスにも対策をしてくる中、なかなか勝ち切れていない試合が続いているけど、一発勝負のACLに関してはすごく自信を持ってやれている」と自信も示した上島。引き分け以上で史上初のアジアタイトル獲得が決まる一戦へ。「有利な状況で敵地に乗り込むことができるけど、決して消極的にならず、僕たちが前から前から行って、1点、2点と奪うことができたら優位に進めることができる。メンタル的に弱気にならずにやりたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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