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カブス今永昇太が誇るダルより凄い「MLB屈指の数値」と米メディア大注目の「ゴーストフォーク」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月6日 9時35分

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今永の球質はトップクラス(C)ロイター/USA Today Sports

 カブス・今永昇太(30)が日本時間8日、大谷翔平(29)が所属するドジャース戦に先発予定。4年総額約77億円の好条件で入団したルーキー左腕は、メジャー屈指の強力打線を相手に2勝目を狙う。

 初勝利を挙げた前回2日のロッキーズ戦は六回2死までノーノーの快投を演じ、6回を2安打無失点、9奪三振で初勝利を挙げた。

 上々のデビューを果たした今永の球質はメジャーでもトップレベルだ。

 MLBが運営するデータサイト「ベースボール・サーバント」によれば、前回のロッキーズ戦で記録した直球の1分間あたりの回転数は最多で2558、平均2386(数字は5日現在)。回転効率を示すアクティブ・スピンレートは直球が98%、スプリットが94%だった。回転数が多く球質の良さで知られるパドレス・ダルビッシュ有(37)の直球89.1%(7位)、スプリット45.1%(2位)をともに上回った。

 メジャーは3月29日に本格的に開幕し、各球団とも先発の登板試合数が少ないため、サンプルが限られるものの、今永の直球の回転効率はマーリンズの左腕ルザード(99.1)に次いでメジャー2位に相当する。わずか1試合の登板とはいえ、奪三振率13.50は、20年ア・リーグのサイ・ヤング賞右腕ガーディアンズ・ビーバー(15.00)、昨季ナ・リーグ奪三振王でブレーブスの右腕ストライダー(14.40)に次いで3位だ。

 昨季、DeNAでセ・リーグ最多奪三振のタイトルを獲得した左腕の大きな武器であるスプリットはメジャーでも健在。ロッキーズ戦では計24球を投げ、15スイングのうちバットに空を切らせたのは12回。スプリットでの空振り率は80%を記録した。これは昨年、スプリットを武器に12勝7敗、防御率2.98、202奪三振でナ・リーグの新人王投票で2位に入った千賀滉大(31)の空振り率59.5%をはるかに上回る。まだ初登板を終えたばかりにも関らず、米メディアからは早くも千賀ばりの「ゴーストフォーク」と高く評価されている。

 大谷は9戦目にして移籍第1号と出遅れたとはいえ、ベッツ、フリーマン、スミスらが名を連ねる打線はチーム総本塁打(14)、総得点(57)ともメジャートップだ(5日現在)。

 切れのある直球とスプリットで強力打線を封じこめば、全米で「イマナガ」の名がさらにクローズアップされそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイで毎年恒例の人気企画「ドラフト家庭の事情」(2015年版)では、今永をピックアップ。ハーレー乗りの父・孝司さんと、音楽教師の母・京子さんにどのような教育を受けて育ったのか。

関連記事【今永を知る】…からチェックすることができる。

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