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世界中のボクサーが夢見る井上尚弥マネーの「ジャパニーズドリーム」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月11日 10時0分

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まさに「金の成るモンスター」(C)共同通信社

 海を越えて“ラブコール”が届いた。

 6日にルイス・ネリにKO勝ちし、世界スーパーバンタム級4団体統一王者として初防衛を果たした井上尚弥(31)。そんなモンスターに秋波を送ったのが、メキシコのIBF世界フェザー級王者ルイス・ロペスだ。

 7日、自身のX(旧ツイッター)で井上に対し、「126ポンドに上がってくるまで、焦らず待ってるぜ」とツイート。126ポンドは約57キロで、フェザー級の上限体重。つまり、フェザー級で戦おうという挑戦状である。

 すると10日、南米向けにボクシング番組を中継する「ESPN Knock Out」の公式Xがロペスの投稿を引用。井上の今後に世界中が注目している。

 井上は現在のスーパーバンタム級で年内いっぱい戦う方針で、フェザー級に転向するとしても、来年以降となる。にも関わらず、ロペスが早速“ツバをつけた”のは、軽量級とは思えない高額ファイトマネーが魅力だからだろう。

 ネリ戦で井上が手にしたファイトマネーは、日本人史上最高額の約10億円。これまではミドル級の村田諒太が2022年のゴロフキン戦で得た6億円が日本人最高額だったが、それを7階級も下のスーパーバンタム級で塗り替えた。井上に敗れたネリも、1億円超の報酬をもらっているという。

「普通に考えて、スーパーバンタム級の挑戦者が億を超えるファイトマネーを手にするなんてあり得ない。基本、ボクシングは体重が重いほど金額も吊り上がる。高額ファイトマネーのランキング上位は、『世紀の一戦』で対決したメイウェザーとパッキャオ以外は、ほぼヘビー級で占められている。昨年行われたライト級4団体統一王者のヘイニーvsロマチェンコのファイトマネーも、総額10億円でしたからね」(テレビ関係者)

 ロペスが主戦場とするフェザー級も、よほどの人気・知名度を誇る王者でもない限り、1億円以上のファイトマネーを手にするのはほぼ不可能。ミドル級のタイトルマッチでも、挑戦者の報酬は2000万円前後というケースは珍しくない。

 世界中のボクサーたちが、井上と戦いたがるのは当然なのだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな井上にオイルマネーで潤うサウジアラビアまで目を付けているようだ。仮に試合が組まれた場合、そのファイトマネーは100億円超になるとも言われていてーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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