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バドミントン混合ダブルス「ワタガシペア」金メダル獲得に必要なミリ単位のリターン

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月11日 10時0分

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東京五輪では銅メダルを獲得(C)撮影=本紙・真野慎也/JMPA

 バドミントン混合ダブルスのパリ五輪代表の渡辺勇大(27)、東野有紗(27)が10日、都内で行われた所属先BIPROGYでの練習を公開。渡辺は練習の冒頭、ペアを組む東野とは別メニューでリターンの練習を繰り返すなど、7月下旬に開幕する五輪本番に向けて約2時間、精力的に汗を流した。

 2021年東京大会で銅メダルを獲得し、混合ダブルスでは日本勢初の表彰台に立った渡辺、東野ペアの最新世界ランキングは3位。現状1、2位を独占する中国勢の後塵を拝している。中でも同1位の鄭思維・黄雅瓊組には22年世界選手権(東京)で0-2のストレート負けを喫するなど決して相性は良くないだけに、金メダルを狙う日本ペアにとっては大きな壁となる。

 中国勢対策も含め、五輪に向けた課題について、渡辺は「一つ一つのプレーの精度を上げていきたい。負けた試合では戦術よりも細かいミスが響いていることが多い。1個のミスが響いてくるので、そこはしっかりとやっていきたい」と説明した。

 リオ五輪男子ダブルス代表でBIPROGYの早川賢一監督によれば、渡辺は東京五輪の時に比べてネットギリギリに落とすショートリターンが格段にレベルアップ。中国勢にも近付きつつあり、ショートリターンを使って相手のプレーを乱れさせることから、東野との連携も向上。プレーや戦術の幅も広がったという。

「五輪本番までに下から(アンダーハンドストローク)のクオリティーを向上させる必要があります。リターンが狙った位置よりも数センチでも上にいけば、相手にハードスマッシュのチャンスを与えることになるからです。本人も、そのクオリティーがまだ低いと感じているようなので、中国ペアに対抗するためにもミリ単位での精度向上がカギになります」(早川監督)

 前回の東京五輪では金メダルを有力視されながら、まさかの銅に終わった。所属企業の先輩で16年リオ五輪女子ダブルスを制した高橋、松友ペアに続く金メダルを獲得にするには、ミリ単位の攻防を制するしかない。

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