東京センチュリーリース、フィリピン企業の株式を49%取得=合弁事業に乗り出す
Global News Asia / 2014年9月21日 17時2分
2014年9月18日、東京センチュリーリース(以下、CTL)は、フィリピン・アイランズ銀行(以下、BPI)より、BPIの100%出資子会社であるBPIリーシング・コーポレーションの発行済み株式の49%を取得、BPIとの合弁会社とする、と発表した。
人口が1億人を超えるフィリピンは、2013年のGDP伸び率が前年比7.2%と高成長を続け、また労働力が経済成長を押し上げる「人口ボーナス」状況が継続しており、東アジア・アセアンを重点戦略地域とした国際事業分野の拡大を図るCTLは、長期的成長が見込めるフィリピン市場への参入を目指してきた。
合弁パートナーとなるBPIは、フィリピンの大手アヤラ財閥傘下において、1851年に設立された東南アジア最古の銀行で、フィリピン国内に800以上の支店を有する。BPIがリースおよびファイナンス事業の多角化を図るなか、CTLの事業経験と商品技術力が評価され、本件合意に達した。
BPIが持つフィリピン国内のネットワーク、顧客基盤と経営インフラに、CTLが持つ顧客基盤や設備リース、オートリース、ベンダーファイナンスなどの商品力と、航空機、船舶、環境エネルギー分野などの専門分野におけるノウハウを融合、フィリピンにおける事業基盤を拡大する。
新会社の名称は、BPIセンチュリー東京リース&ファイナンス・コーポレーション、資本金8089万9000ペソ(約2億円)で、発足後はCTLの持分法適用関連会社となる。
【編集 : YK】
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