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【ベトナム】チェーン店が進出し始めたハノイ旧市街はもっと変わっていく?

Global News Asia / 2015年11月26日 9時0分

ホーチミンではどこでも見かけたコンビニの看板がハノイではなぜか違和感を感じる。まだ慣れていないせいかもしれない。(高田胤臣 撮影)

 2015年11月25日、ご存知のようにベトナムの首都はハノイである。普通に考えるとどの国も新しいものは首都から入り地方都市へと広がっていく傾向にあると思うが、ベトナムの場合、新しいものは南部の大都市ホーチミンから広がっていくように見受けられる。

 例えば、ベトナムの2大ファストフードは「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」と「ロッテリア」だ。いずれも1997年にベトナムに進出しているが、1号店はホーチミンだった。KFCは2006年に、ロッテリアは2007年にハノイに1号店を出した。

 2014年には「マクドナルド」、日本の「イオンモール」が登場。これらもやはりホーチミンが先だった。イオンモールは今年10月下旬にハノイ1号店がオープンし、地元の人々や在住日本人に人気となっている。ハノイにはイオンモールのような大きくて開放的な商業施設がなかったため、今一番の人気スポットになっている。

 このような環境の中、やはりホーチミンにはたくさんあるコンビニエンスストア「サークルK」もハノイに進出してきた。2008年にベトナム進出を開始して今年4月、やっとベトナム北部への展開が始まった。その内の数店舗が旧市街にあるのだが、筆者から見てまだ街に馴染んでいない印象はあった。

 ハノイにもすでに数店舗ある外資系のハンバーガーチェーン「バーガーキング」が今年になって旧市街にもオープンしており、景観が美しい旧市街も徐々に近代化している。便利になる反面、ちょっと残念な気もする。
【執筆 : 高田胤臣】

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