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ベトナムフェスティバル2016は大盛況ー2日間で20万人の来場者・代々木公園

Global News Asia / 2016年6月15日 16時17分

メインステージで繰り広げられたLOVE VIETNAM SHOW(フィナーレの様子)

 2016年6月11日-12日に開催されたベトナムフェスティバル2016。今年は8回目を迎え2日間で20万人の来場者で賑わった。

 多くのベトナム飲食店やベトナム雑貨店の並ぶ中、圧巻はメインステージで繰り広げられたLOVE VIETNAM SHOW。

 ホストバンドの日本人バンドGYPSY QUEENの演奏で日越のトップアーティストの競演となった。ベトナムからはダンスナンバーが印象的なTrang Phap(チャンファップ)、まさに現代のベトナムの最高峰といえる歌姫Uyen Linh(ウエンリン)、そしてベトナムが誇るロックバンドMicrowave(マイクロウエイブ)のボーカリストKhanh(カーン)が登場。

 普段ベトナムの音楽シーンを日本で聞く事はほとんどないと言っていいだろう。そんな中、ベトナムのトップアーティストが集結するこのフェスティバルは、ふと見渡すとベトナム人観客で埋め尽くされている。多分70%はベトナム人ではないかと思うくらいの盛況ぶりだ。

 この豪華ベトナム人アーティストに加え日本側のラインアップもベトナム好きでも有名なサンプラザ中野くんとパッパラー河合が登場。ベトナムの気候や食事が合うという大のベトナム好きなアーティストだ。そして今回Uyen Linh(ウエンリン)との共演を果たした中西圭三は初挑戦というベトナム語曲でデュエット。見事なまでの伸びのある声ときちんとした発音によるベトナム語でのデュエットは一瞬にしてベトナム人観客の大歓声とともに迎い入れられた。

 音楽は国境を越えるというがまさにこの瞬間を表す事だろう「彼のベトナム語はベトナム人のようだね」ベトナムからの留学生からそんな声が聞こえてきた。こうして一方的な音楽演奏会ではなく、両国歌手がコラボレーションをして作られるステージはベトナムフェスティバルならではのものと感じた。商業的なコンサートではここまでの豪華メンバーを招待することは難しいだろう。まさに日越交流に貢献したフェスティバル。成熟した両国関係にも大きな影響を持つのかもしれない。実際に他にも出演した多くのアーティストがベトナム語でのMCやベトナム語の楽曲を歌っていた。

 最終日の12日の夜にはグランドフィナーレが行われ、実行委員長である駐日ベトナム大使館のグエン・クオック・クオン特命全権大使の発声でイベントの成功と「来年また会いましょう」と来年度の開催に大勢の来場者を沸かせていた。
【編集 : vivi】

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